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原爆の孫

「原爆の孫」は1980年代に作られたビデオドキュメンタリーです。1990年代に入ってから視聴する機会に恵まれましたが雰囲気から1980年代の作品だと判断しました。内容は被爆三世の中学生が学校新聞とそれを引用した地元紙の嘘を取材を通して暴くというものです。その嘘というのは江波中学校の校庭に被爆者の遺骨が大量に眠っているというものです。戦後、陸軍練兵場で野焼きされた被爆者の遺骨をそのまま野ざらしには出来ないので隣接する江波中学校の校庭に埋めたという内容の学校新聞が壁新聞として公開され、それをもとにした地元紙のコラムが書かれたが、実際には中学校の校庭に埋められた事実は無いことを証言と史料をもとに証明していくドキュメンタリービデオです。撮影後にトラブルがあり(「原爆の孫」とタイトル付けた監督に主役の子が抗議して喧嘩別れ)封印されてしまいましたが、一部で裏ビデオのようにダビングされ流通していた作品です。いわゆる主流となる反核運動とは別の運動があることは知っておいたほうがいいでしょう。広島市長となった荒木茂が市長になる前には児玉誉士夫と組んで「原爆慰霊碑」の「碑文を糺す会」顧問として撤去運動をしていたこととか封印された反主流の運動の歴史は誰かに検証してもらいたものです。
では、実際に江波中学校の校庭に遺骨は埋められているのでしょうか?調査の結果そのようなことは無いことが現在では確認されています。調査報告が事実ならですがと混ぜっ返しておきます。別に校庭掘ったわけでもないから。

生成AIで作った主人公の少年

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