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女の子を欲しかった私が、男の子を3人持って今思うこと【1】

どうしても女の子を育ててみたい。

それが3人目を欲しいと思った大きなきっかけだった。
理由は漠然としていた。
女親として娘に伝えたいこと、共有したいこと、一緒に行きたい場所、食べたい物が沢山思い浮かぶのであった。
すでに2人男の子を育てている私は、男の子特有の甘える姿やや素直な可愛さを十分知っていたのだが、それでもやはり女の子を育てたいという気持ちをずっと胸に秘めていた。
どちらの性別も子どもも育ててみたいという贅沢な願望があったのである。

そして、3人目の妊娠がわかった時、心の中で女の子だろうと強い確信を持った。
なぜなら、30代後半にして体外受精まで行い妊娠できたという自負を持っていたことと、そして有名なお寺の子宝祈願で貰ってきた人形も赤だった、何より私は今まで自分の直感が当たるとどこかで過信をしていたからだ。

人相の良いとても可愛い女の子人形!

という訳で、念願であった3人目も、そして女の子も育てられると気分はフワフワと有頂天だった。
つわりも2人目よりも酷く、ちょっとした違いは全て女の子だからと勝手に自分の良い方に思い込んでいた。

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どうしても女の子を育ててみたいという強い気持ち。それが叶わなかった気持ち。どんなに願っても叶わないことがあるのだということも知りました。今…

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