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ウポポイ




( 前回のつづき )




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ウポポイの本館、国立アイヌ民族博物館の中へ入ると、







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非常に洗練された展示空間が広がっていました。


すばらしいことに、一部の展示スペースを除いて、写真撮影が許可されていました。





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そして、新しいリニューアルがなされても、「 それ 」は、入口の最も目立つ所に展示されていました。





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イナウです。




ガラスケースの一側面には、


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すばらしい解説がありました。


こちらの方でも、あらためて書かせてもらいます。↓


アイヌとは人間のこと。

カムイとは、動植物、太陽などの天体、山や川、雷などの自然現象、それに人間がつくった道具類などで、これらは人間同様にラマッ( 霊魂(れいこん))があり、それぞれ役割をもって活動していると考えられています。

イナウは、人間からカムイへの贈物( おくりもの )、祈り詞( いのりことば )を届ける使者、人間のくらしを見守るなどの役割があり、さまざまな形につくられます。





そして、そのイナウが捧げられているのが、





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祭壇( さいだん )です。


ここにも素晴らしい解説があったので、原文ママで書かせてもらいます。↓



祭壇では、いろいろなカムイにイナウが捧げられます。

イナウの種類や本数などは、イナウを捧げるカムイによって違いがあります。

祭壇は神窓( かみまど )の外に設置されます。それは家の東側だったり、川の上流を向いていたりと、地域によって違います。神窓がある付近は、カムイが通るところで、神聖な場所とされています。

例えば、イオマンテなどの儀礼で用いる道具類は神窓から出し入れします。

また、祭壇で儀礼を行うときには、儀礼に参加した男性がそれぞれカムイを割り当てられ、そのカムイに対して報告や感謝、願いなどを伝えます。






そして、展示空間の中で、1番と言って良いくらいに目立つ存在だったのが、





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