バリバリの木、小便の木、博打の木
城山の森の中には、楠( くすのき )以外にも、いろんな木が生えていました。
「 バリバリの木 」です。
一度聞いたら忘れられないような名前で、語源は、硬くて長細い葉っぱが風に揺れると、バリバリという音がするからと云われています。
個人的には、ビャラビャラという音の方が近いような気が?しています。
大きくなります。
それから、小便の木(しょうべんのき)という木もいました。
体の中の水分が多く、幹や枝を伐ると樹液がしたたるように落ちてくるので、この名前がつけられました。
それから、ひときわ多く生えていたのが、この木です。
灰色がかった樹肌が定期的にめくれて、
赤茶色の樹肌が現れます。
樹肌が剥がれる様子が、博打に負けて身ぐるみが剥がされているように見えることから、この木のことを博打の木( ばくちのき )といいます。
博打は負けるものだというのが、昔から自明の理( じめいのり )だったのかもしれません。
大きくなると、
灰色がかった樹肌が少なくなって、
樹肌が鮮やかな赤茶色になって、よく目立ちます。
城山の森には、バリバリの木、小便の木、博打の木と、なんだか真面目に名前をつけたとは思えないような3種の木がよく生えていました。
登山口から50分くらいかけて登ると、
視界が拡がって、
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森目線になると、日本はほんとうに、すばらしいことになっています。
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