箱根

神奈川県の箱根（ はこね ）です。
芦ノ湖（ あしのこ ）の畔（ ほとり ）に広がっています。

濃い緑が、横に並んでいる所へ行ってみると、

車道沿いに、大きな杉が並木になっていて、

少し歩くと、

道は小道になり、

大きな杉が並び立っている、

江戸時代から何も変わっていない、東海道の杉並木になりました。

この道、すなわち東海道が整備された江戸時代の初期は、ここに松が植えられたのですが、箱根の気候と合わずに枯れてしまったため、杉が植えられたようです。

なかなか趣のある看板があったので、近づいてみると、

昭和61年から平成3年までの間に、杉たちの生育環境を良くするために施された
「 保護対策 」のことが書かれていました。

保護対策が成功したことは、杉たちの元気な姿を見て実感できました。

そして、杉並木を出て、湖畔にある高台の丘を登ると、

眺めの良い展望が広がっていました。

そして、その展望台からすぐ近くの所に、

江戸時代に建造され、日本中でその名が知られる箱根の関所がありました。

明治時代、新政府によって関所制度が廃止され、関所は役割を終えて解体されましたが、平成19年（ 2007年 ）に忠実に復元され、見事な復活を遂げました。

高台への階段があったので、登ってみると、

遠見番所があって、

絶景が広がっていました。
江戸時代は湖の対岸まで柵が施され、人が柵を越えないか、この遠見番所から監視がされていました。

それから、