ARの未来は明るいなと思った話
能を観ました。
そう、日本の古典芸能の能です。
太鼓や横笛のお囃子が響き、能面をつけた演者がセリフを言って歌って舞う、あの能です。
いやぁ、実は推しのクーフーリンが登場するアイルランド産の戯曲があるんですが、それを能にした演目がありましてですね、『鷹姫』っていうんですけど。まーこれが初めて観たんですがすごくてですねクーフーリンがも〜〜〜かっこよくて
おっと失礼、ここは主要じゃありませんでした。
要するにですね、「何言ってるのかわからない」んですよ。セリフが。あとは「何て歌ってるのか」。
昔の日本語であるうえに、節をつけて詠みあげるもんですから、なおさら「今なんて言った?」ってなるんですね。
昔の日本語は外国語みたいなもんですから。
セリフの意味を追うのを諦め、舞や演奏に集中し始めながら思いましたね。
「舞台に字幕を移し続けてほしい」と。
とはいっても、背景にセリフを映し出すのはダメです。演出効果が崩れるから。
それならもう、客側がスマホなり高性能メガネなりを使って、デジタルな字幕を自分の目の前に投影するしかないです。
そこでAR!キミに決めた!
こういうニーズに応えてくれるのは、おそらくARでしょう。VRはデジタル世界がメインだからちょっと違う。
ディスプレイを一枚挟んで、現実を補填してくれる。ポケモンGOの成功から見ても、ARはエンタメ系と相性がいい気がしますし。
ニーズは高まる一方だと思います。
おそらく、同じことは世界で5億人くらいがすでに考えていると思うので、いずれ劇場で実用化されると期待してます。
スマホだと舞台と画面を両方見るのがつらいですから、名探偵コナンくんみたいな高性能メガネが出れば理想的ですね。
もちろん、セリフがわからないのは私の勉強不足だっていうのは重々承知です。あとで調べたら、歌の文句が載ってるサイトとかありましたしね。
でも、やっぱり映画の字幕版みたいに、その場で意味がわかれば一番いいじゃないですか?
なお、一番高い席は字幕が流れるタブレット配布だったそうです。うおーい安い席にも頼む。
テクノロジーの未来に期待します。