
デビット・リンチ監督と「ワイルド・アット・ハート」まさにエルヴィスが出演すべきだった映画
デヴィット・リンチ監督が天国に旅立たれました。
家族のコメントが素晴らしい。
「家族は個人の公式フェイスブックで「私たち家族は、深い悲しみとともに、このたび、映画監督、テレビ監督、音楽家、芸術家であるデヴィッド・リンチの逝去をお知らせいたします」と報告。「彼がいなくなった今、世界には大きな穴があいています。しかし、彼がよく言っていたように、『穴ではなくドーナツに目を向けてください』」と声明を発表した。」
「ツイン・ピークス」「エレファント・マン」などがやはり有名どころなんでしょうが、私は「ワイルド・アット・ハート」が好きでした。このシーンとか、ほんとにいい意味でばかばかしくもかっこよかった。
今思うと、いくつもストーリーを交錯させ、謎をばらまいておいて「ほとんど回収せずに終わる」というあのリンチの作風、もしかしたら「エヴァンゲリオン」にまで影響を与えたのでは・・・
その中ではわかりやすかったのが「エレファント・マン」とこの「ワイルド・アット・ハート」かな。
後リンチ作品って、これは私の個人的な感想に過ぎませんが、とにかく女優がきれいで色っぽく撮れてると思います。このあたりはリンチが愛してやまない1950年代映画の影響なのかも・「ロスト・ハイウェイ」とか私にはとうとうわけわからんかった映画ですが、パトリシア・アークエットの美しさには目を見張って、とにかく彼女が出てくるシーンを待ちながら見入ってしまいました。
でもこの映像今見直すと、リンチが「エルヴィス・プレスリーは本当はこういう映画に出るべきだった」というメッセージを込めているような気がしてきた(もろ考えすぎでしょうが)。この主人公がエルヴィス本人だったとしたら、なんてすごいシーンになっただろう。いや、今からでも遅くない。天国でリンチはエルヴィスに会えただろうから、あっちで映画を撮ればいいんだ。
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