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絵でつづる・独り言8 三浦滉平

毎日、日記を書くように描きつづけております。

あけび

アケビ Akebi :
あけびを採りに行ったことがありますか。幼い頃、秋になると友達数人で近くの里山へあけびを採りにいったものです。あけびのある所は平地ではなく急斜面のわりと絶壁状態になっている危険な場所です。木の周りにはたくさんのつるがからまっているのでそのつるをたよりに実がある高いところまで登っていきます。たいがいこの役は木登りの得意なアキラ君か私でした。
下をみると崖の高さも加わって怖いです。でも下の仲間が私が実を落とすのを待構えている、左手で枝をもち右手をおもいきり谷側へせり出しやっとあけびの実に手がかかり、下の仲間に投げ落とす、この緊張感、恐怖感、今でもよくこのシーンを夢でみます。奥多摩に住んでいる友達からあけびをもらいました。薄紫の立派な実がついていました。感激です。なぜか懐かしくて、エンボスされたガラスの皿に大事に飾りました。おおきな実は丁度いいかげんに薄っすらと割れており中から象牙色の種がティファニーブルーの幕をはった状態でのぞいております。いつものようにスケッチを始め版画に仕上げていきました。薄紫のあけび色が美味しそうにできあがりました。結構満足のできです。今日のカりグラフィーはあけびに因んでAのイニシャルを絡めてみました。小さな額に入れてトイレに飾って,一人静かに秋の気配を感じ、イニシャルAの人を想う 。トイレに小さな版画を飾る事、なかなかオツなものですよ。

くるみ

テウチグルミ Teuchigurumi : 
一般的に市販されてる殻付きのくるみはペルシャグルミ、シナノグルミ、オニグルミ、ヒメグルミ、それに加えてテウチグルミがあります。別名カシグルミとも呼ぶ。テウチグルミはオニグルミなどとくらべて表面の殻がつるっとしていてなめらかな表情をしている。あまりにもはそれを意識しすぎて、殻のシワの模様がなめらかすぎた感じがする。ちょっとクルミらしさがうすまったような感じです。微妙です。このまえレタスを中心に作ったサラダの
なかにクルミを入れてみました。口のなかでシャキシャキ、ゴソゴソ、という感じですかフランスパンのバケットが主食でしたのでよく会い美味しくて、いい感じでした。飲み物に紅茶、カリグラフィーはKにしました。

しめじ

シメジ Shimeji :
一般的に流通している「ぶなしめじ」は人工栽培されているモノです。クセのない味わいで独特の歯ごたえがあり、炒め物や鍋物、料理の付け合わせなど、和洋中を問わずさまざまな調理に使えます。
価格も手頃なので魅力のひとつでもあります。天然モノのシメジもありますが流通量が多くなく天然もののブナやトチノキの倒木に生える。「香りのマツタケ、味シメジ」というのはブナシメジではなく本シメジのことをさす。最近では多くのブナシメジが人工栽培されたモノが流通される様になった
ので一年中スーパーなどで手に入れることが出来るようになりました。私は最近ブナシメジとコンニャク大根と昆布と一緒に薄醤油で煮込んだモノが大好きです。絵の方はしめじの傘の表面のベージュ系のグラデーションの色彩がうまく表現され満足しております。
今日のカリグラフィはシメジのSのイニシャルしよう。

もも

モモ PEACH :
モモはバラ科の桃属の木になる果実です。中国が原産で日本では縄文時代からすでにタネが見つかっておりますが主に食用として栽培が始まったのは江戸時代からとされ明治時代にはいり中国から水蜜桃が輸入されこれを機会に品種改良されたモノが現在一般に流通されています。私が子供の頃風邪などをひいた時や食欲のない時などに母から桃の缶詰を食べさせてもらった美味しさを今でも忘れません。私は熟したモモよりすこし固めの噛むとちょっとガリガリするかためのモモが好きでモモを買う時、手でさわるといけませんので良くみて買い求めております。絵に描いたモモは硬いモモでちょっと緑がかった美しい形も色彩も文句がつけられなほどの最高のしろものです。緑から薄いピンクにかけてのいわゆるうつくしい桃色が表現できまして大変満足しております。きょうのカリグラフィのイニシャルはピーチのPにしました

桜島大根

桜島大根 Sakurajima Daikon :
桜島大根は鹿児島県の特産物でギネスブックに認定された世界一大きい大根である。重さは通常6kgから大きいモノになると30kg,直系40cm~50cmほどにもなる。かつては桜島の特産物あったことからこの名前がついたみたいです。普通の大根よりもキメが細かく繊維も少なく甘みがあり、大根おろし、ふろふき大根などの煮込みに利用され、保存食として切り干し大根や漬物
にも利用され特に直径の大きさをいかした千枚漬けは鹿児島県の特産物としてお土産物産店で販売されている。私はこの大根を薄く輪切りにしてからさらに細く千切りにして人参とあえたナマスにしたモノが大好きです。子供の頃母親が作る大根と人参のなますが大嫌いでいつも残しておりました。どうしてこんな美味しいなますが嫌いだったのか不思議でたまらない。今日のカリグラフィはイニチャルRにしましょう。


三浦滉平のプロフィール:
デザインハウス三浦を主催。数多くの作品を手がけ、大手企業のロゴ開発、企業のブランディングにも関わっている。現在、V-デザイン研究所、日本カリグラフィースクールの講師としてもデザインを学ぶ人達の育成にも従事。
フリーのグラフィックデザイナー、タイポグラファー、カリグラファー、
フレスコ版画の作製、グラフィックアーティストとして活躍中。

インターナショナル ビエンナーレ イタリア ネルアート賞受賞
デジタルパブリシング グランプリ大賞受賞
アジアデジタルアート大賞 アメリカンコミュニケーションアート展入賞
ニューヨークADC展ロゴアート部門賞受賞 etc.

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滉平写真小


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