Vol.21 仕事の「量」と「質」の話。 どちらが大事なんだろう?
こんにちは、みろです。
私たちは日常生活で「量」かそれとも「質」を選ぶ場面があります。
雑な例えだが、マクドナルドで通常のハンバーガーを5個食べるか、それともマックグランを1個食べるかといった話だ。
今回はその選択を仕事に当てはめて考えてみよう!
では、あなたは仕事において「量」と「質」どちらが大事だと考えるであろうか?
■結論は「量」!
「えっ、質が大事なんじゃないの?」そう思われる方がいるかもしれない。
しかし、仕事においては「質」があるのは当たり前、その比較をする事自体が論外であり、ハンバーガーの話と一緒にされては困るのだ。
あなたは信用のおけない、いい加減な人と仕事をしたいだろうか?
はっきり言って、自分はそんな奴とは一緒に仕事をしたくない。
仕事は「信用」や「信頼」を担保として成り立つものであり、すべての仕事には必ず相応な「質」が求められるのである。
「質」があるのは当たり前、であれば必然的に「量」が大事となるのはお分かりいただけよう!
■「速さ」が前提条件
「量」をこなすには「速さ」が求められる。
速くなければ、多くの仕事を処理することができないからだ。
個人的な経験上でも、デキる奴は総じて仕事が速い!
そして共通して言えるのが、とにかく「初動が速い」という事。
早くに手を付けてくれ、仕事の方向性や進行度を明確にしてくれることほど安心なものはないであろう!
こんな経験がないか?
質問のメールを送っても、うんともすんとも返信してこない人にイラついた事が・・・内容を確認したかどうかくらいは連絡しろと言いたい<`ヘ´>!!
そういう意味では、「速さ」は信頼をも生む要素とも言えるかもしれない。
「量」とは「速さ」!
「速さ」こそが仕事において重要なのである。
■仕事が「遅い」と不利である
これは至極当然な事実であろう。
「仕事が遅い」=「仕事ができない」という構図で見られがちだからだ。
人間の能力には個人差がある。
器用な人もいれば、不器用な人もいる。せっかちな人もいれば、石橋を叩いて渡るような慎重な人もいる。社会はそうした多様性を認めなければならない。
そうした中でも、自分の性格や特性を分析し、創意工夫により自分なりの最善の「速さ」を導き出していれば一定の評価はされるものである。
自分もそうした目で普段から部下達を見ている。
一方で、何の改善も工夫もない人もいる訳だが、その人は「できない人」というレッテルを貼られてしまう事になるであろう!
何気ない仕事の中にも、着眼点を変えればそれなりの改善点はあるはずである。「自分は仕事が遅くてダメだ」なんて考える余裕があるのなら、ちょっとでもその仕事の中身を考えてみてはどうか?
■「成長力」は仕事の速さで決まる
仕事の速さの差は、成長力の差とも言える。
シンプルに考えよう。一日の内に1の仕事量をこなす人と、仕事が早く10の仕事量をこなす人がいたとしよう。1年間の勤務日数を200日とすると、
前者は 1×200日=200
後者は 10×200日=2000
実に年間で、1800もの仕事量(経験値)の差がつくことになるのだ。例えると、小学生とマラソン金メダリストのキプチョゲがマラソンで勝負しているようなもの。
圧倒的な仕事量は、圧倒的な成長を生みだす。
これは以前お話した通りだ。
■「量」が「質」を作り、そして新たな仕事を生む
仕事の要領を掴むには、とにかく数をこなすしかない。
何も出来ず間違いだらけだった新人も、仕事に慣れ半年もすれば一端に働けるようになり、かつ間違うことも少なくなるであろう。
仕事の数をこなせばこなすほど「質」は増します。「質」があると信頼されるので、自ずと仕事も増えていきます。
「量」が「質」を生み、「質」が「信頼」を生み、「信頼」が新たな仕事を呼び込むという循環構造ができあがるのである。
■「質」は7割で十分
「質」を追求するのは難しい。
それは、人それぞれ物事の見え方や捉え方、価値観が違うという前提があるからである。万人に対し常に100点満点の仕事をしていくことは不可能なのだ。
試験勉強では、7割から8割9割と点数を上げていくにしたがい、より時間もかかりより難しくなるものである。それは仕事も同じだ。
速さをもって仕事を重ねるのであれば、当然無駄な時間はかけられない。
そのため、日常行う仕事においては相手への気遣い、業務の流れに支障をきたさない程度の「質」があれば十分なのである。
それが7割という事。7割の評価をどう思うか?
悪い印象はない、やや良いといった感じの評価ではなかろうか?
注意点としては、相手によりその評価が上下するという事。評価が厳しめな人そして優しめな人、相手を見つつその「質」を調整する必要はあるだろう!
■まとめ
今日のおさらいをしよう。
仕事は「質」と「量」どちらが大事?
■ 結論は「量」!
■「速さ」が前提条件
■ 仕事が「遅い」と不利である
■「成長力」は仕事の速さで決まる
■「量」が「質」を作り、そして新たな仕事を生む
■「質」は7割で十分
仕事における「量」と「質」 の関係が理解できたであろうか?
仕事に「質」はあって当たり前、そして「量」を生むための「速さ」こそが重要であるという内容であった。
「速さ」は重要である。しかし自身のもつ「速さ」を飛躍させることは容易ではない。それは先天的な要素が強いからである。
では、どうすべきなのか?
変えられないのであれば、削ればよい!
それが「7割の仕事」ということだ!
削れるところはどんどん削れ。
ぜひ、今やっている仕事を見つめ直してほしい。
では、また(^^)/