祖父が残した、最も偉大な遺産
本記事は2008年3月1日に日経新聞夕刊に掲載されたものを修正加筆したものです
先週末は手稲山大滑降というイベントのため、札幌のテイネハイランドスキー場に行ってきた。
「手稲山大滑降」というのは、3年前に父・雄一郎が考案したスキーレースで、全長6㌔の超ロングコースを使って行われる大会だ。2005年の第1回大会には当時101歳の祖父も参加して、そのことからこの大会は「手稲山大滑降・三浦敬三メモリアル」という冠が付いている。
僕はこの大会が行われるたびに、祖父がこの大会に挑