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「天平メロン」収穫🌱~古事記と万葉集に登場する「熟瓜(ほぞちうり)」


日本のウリ科作物の研究に大きなご貢献をされてこられた大阪府立大学の元農学部教授 藤下典之先生にご指導いただき、受け継がせていただきました瓜コレクションの一つ「天平メロン」こと、「モモルディカメロン」の収穫が清澄の里で最盛期を迎えています🌱
「古事記」と「万葉集」に登場する「熟瓜(ほぞちうり)」は「マクワウリ」のことではないかという説もありますが、奈良時代の遺跡からは「マクワウリ」のような小型メロンの種子よりも大型の種子が多く発掘されており、藤下先生は長年にわたる調査により、大型の種子と同サイズの瓜の一種である「モモルディカメロン」こそが「熟瓜」ではないかと考察されてきました。
二年前はアライグマ、昨年は鹿の獣害により、十分な収穫を得ることはできませんでしたが、今年は対策を施し、無事に豊かな収穫を迎えました !


歴史文化的として「タカラモノ」のような存在の「天平メロン」ですが、清澄の里「粟」、「粟」ならまち店はもとより、奈良のタカラモノを素材に素晴らしいカヌレを創作されているザジ・カヌレさんと、カキ氷の名店ほうせき箱さん、Sousukeさんに、今年の収穫を託したいと思っています。
各お店でどのようなメニューが誕生するのか楽しみにしつつ♬
ご縁のある皆様に その魅力溢れる豊香と、奈良の歴史文化の隠し味をご堪能いただけますことを願っております✨

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