家族みんなで『喉痛&発熱』した時の中医学的な対応を振り返ってみる!
ゴールデンウイーク子どもたちと楽しく遊んで、さぁ今日からまた学校がんばろう~という朝、長男が喉の痛みと頭痛、38度の発熱。。
私も朝起きたら喉がなんとなく痛い。
長男に続いて相方と私もその日のうちに38度後半の発熱をしてしましました。
明らかに何か悪いウイルスに感染している…。
ゴールデンウイークほぼ外出せずに家の周りで遊んでいたのになぜ⁇
春は風邪を引きやすい?
春は気候の変化に対応できず、外にいる邪気(風邪)が侵入して陽気を傷つけやすくなっていると日本中医学院の授業で習ったばかり!
つまり、春はかぜを引きやすくなっている状態なのです。
そういえば、去年も同じ時期に私と相方はコロナにかかったなあ。
ゴールデンウイーク、家にいたとは言え普段よりもお菓子を食べたり、遊びすぎたりして疲れが残り、免疫が落ちていたのかもしれない。
もうひとつ思い当たるのは中医学的に肺を傷つけると鼻詰まりや喉の痛みなどの症状が出てくると言われているんです。
しばらく雨が降ってなくて、空気が乾燥していたはず。
寝室の湿度はたぶん40%くらい。ヒーターの時期は終わり冬ほど乾燥していないので、完全に加湿を怠っていました。
朝起きたら喉が痛くなっていたのは、就寝中に乾燥した空気を肺に吸い込み、喉の痛みにつながった可能性もあるかなと。
どう対応した?
喉の痛み、頭痛、発熱をしていた長男と私は「銀翹散」という漢方薬を内服しました。
なぜか前の日に、葛根湯、麻黄湯、銀翹散などの漢方薬を買い置きしておいて助かりました。
この銀翹散は「熱タイプ」の風邪に効く漢方薬で、悪寒が少なく熱っぽい、喉が赤く張れて唾の飲み混むのも痛い長男と私の風邪に合っていると判断。
さらに喉の痛みには、ミントティー、板藍茶。
長男はミントティーや板藍茶が好きではないので、ミント飴や板藍のど飴を舐めていました。
子どもが食べるのでカフェインレスのものを使用しましたが、緑茶なんかもいいですね。
冬場でミントが庭にない時はこのミントティー飲んでました。⇓
次男と長女はミントが好きで一緒に飲むので、たくさん入っているの嬉しい。
食事は最初は食欲がなかったのでお粥やおじやなど消化に優しいもの。
少し食欲が出てきたら、トマト、キュウリ、桑の葉やお豆腐を混ぜた米粉パンなどを熱を冷ましながら潤いを補給してくれる食べ物を食べていました。
スイカなんかもいいと思いつつ、この時期のスイカは旬ではないしスーパーで売られているのをチラッと見て買いませんでした。
私は熱を冷ますためにカモミールティーも飲んだりしました。
銀翹散(漢方薬)とカロナールは両方内服してOK?
私は銀翹散と食事でやく二日間でほぼ改善しましたが、長男は熱がなかなかさがらず37度台~38度台が3,4日続き頭痛が辛そうでした。
痛みが辛い時はカロナールも何回か内服させていましたが、併用して大丈夫だったのでしょうか。
気になってお世話になっている漢方薬局の薬剤師さんに銀翹散とカロナールやロキソニンなどの解熱鎮痛剤の併用について確認したことろ、「漢方薬は治癒力のサポート、カロナールなど解熱鎮痛剤は無理に下げる感じ。両方飲んでも問題はないけど、そんなに熱を下げる必要もない。」とのことでした。
そいえば看護師時代に、解熱剤を使用した後に0.5度ほど下がれば効いていると判断する。体温を急激に下げるのはかえって体の負担になると教わったことがあります。
熱があると早く下げてあげたくなりますが、解熱したからと言って風邪が根本から治るわけではないので、慌てずに解熱鎮痛剤の使用を判断したいと思いました。
普段からの養生が大事
風邪を引いてから漢方薬や食事で対応するのは悪魔で対処療法。
一番大切なのは普段から風邪に負けないからだ作りだなあと改めて思いました。
あと、すぐに使えるようにミントやカモミールを摘んで置いたり、手元に漢方薬を常備しておくの大事。身体がしんどい時に庭にミント摘みに行ったり、薬局に行くことは出来ないなと。
最近、暑くなってきたからとつい、冷たいサラダを食べたり体を温めることを怠っていたので、かぜの予防のためもう少し温める食事を取っていても良かったかなと思います。
喉の痛みも寝室の加湿や普段から喉を潤す食材(蜂蜜など)をもう少し意識的に取るようにしておけば予防出来たのかもしれません。
勉強していて頭で知っていても、実践するのとはまた別で自分の体で人体実験しながら、自分にあった養生法取り入れていこうと思います。
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