土曜の午後4時

暖房のそばで淹れたてのアールグレイを飲んでいました。外はもう暗いからカーテンを閉め、小さなLEDをつけて。カラスはかあかあ鳴いては鳴き止むことを繰り返して遠くへ飛んでいき、そして今は針を一本落としても聞こえるほどに静かです。

まぶたが重くてパソコンの画面が少しかすんで見えるけれど、頭は冴えて眠れそうにないから、こうして文字を打っています。何を書くか決めていなかったからなかなか進まず、書き始めから20分ほど経ってしまいました。今日はほんとうになんてことない日で、気が付いたら終わりに近づいていて、今年もそうだと思ったり…。一日を自分はどのように過ごしていただろう。起きて支度をしご飯を食べ、友人からの連絡に返信し、外に出て、帰宅後は音楽を聴いたり弾いたりしていた気がする。正直自信がなくて、もしそれについて抜き打ちテストをされたら不正解を出してしまうだろうな。

そんな取り留めのないことをぼんやりと考えていたら午後5時になりました。何かを紡ぎ出すときの体感時間と、実際に流れる時間の相違を常々感じているので、またか…という気持ちです。ちなみにアールグレイはすっかり冷えてしまいました。

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