私の「映像遍歴」(その1)
自身の映像遍歴は多分TVから始まっている。最初の記憶は「宇宙人ピピ」(1965年)から。「東映漫画まつり」、ガメラ系の怪獣映画大流行りの時代においてだ。
「少年ジェット」は大好きだったが、放送開始年は私の生前なので再放送を見ていたのだろう。ジェットのスクーターに相当に憧れた!
家が自営業で忙しかったのであろう、親と映画館に行った記憶よりもTVの記憶の方が遥かに多い。
まあよくTVを見ていた夢見がちな少年だったのだろう。
その後は、「宇宙少年ソラン」、「マグマ大使」、「キャプテンウルトラ」、「高速エスパー」、「ジャイアントロボ」、「マイティジャック」、「宇宙大戦争」(スタートレック)から、「ウルトラQ」「怪奇大作戦」「ウルトラマン・セブン」等の円谷作品、そしてNHKの少年ドラマシリーズにはまっていく。
そう、最近再放送された「ウルトラセブン」は4Kリマスターで画質がとても良かった。
つくづく、NHKが「少年ドラマシリーズ」の映像を残してなかったのが恨めしい・・・(いくつかはDVDで販売されています)
時を経て、ちゃんと映画を見に行くようになったのは大学生から。
中高時代は、部活に勉強に忙しく、あまり映画を見に行く余裕はなかったと記憶している。
それでも高校生の時に見た「サウンドオブミュージック」には深い感銘を受けた。当時の英語の教科書に「トラップ・ファミリー合唱団物語」として載っていたこともあり、実記録として学べたのも大きい。自分の中で一ミュージカル映画で終わらなかった。
たしか大学生の時に日劇でリバイバル上映されたが、その時も良かった⤴
ワイド画面にまことによくハマる映画だ。
この映画が素晴らしいのは、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世の楽曲のみならず、監督のロバート・ワイズ、冒頭の素晴らしいカメラワーク、出演の方々、特に主演のジュリー・アンドリュースと全てにおいてパーフェクトなのだ。
アカデミーで5部門において受賞したことでも分かる。
それでもやはり三浦青年が魅了されたのは、ジュリー・アンドリュースだ。
当時の彼女の武道館コンサートにも駆けつけている。
歌声も素晴らしいのだが、恵まれない子供を引き取ったり、「トニー賞」に作品から自分だけがノミネートされたことで辞退したりしている。
人間的にも素晴らしいことがわかるのだ。
「その2」に続く