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食物アレルギーの息子の話②(付き添い入院)
息子の肌は、夜中痒くて起きてしまうこともある程、良くない状態だった。集中的にケアするための入院。付き添いは必ずしなければならない、というわけではなかったが、私は迷わず付き添い入院を選んだ。
【病室の環境】
当たり前だが付き添いする大人は食事は出ないし、お風呂は入れない。トイレに行くには看護師さんに一声かけて行かなければならない。寝る場所は折りたためるストレッチャーみたいな台に布団を敷いた物だった。およそ横幅は50センチ、縦は180センチというスリム設計。4人部屋をカーテンで仕切り、そのスペースでベビーベットとその簡易ベットを並べるのだから、スリムなのは当たり前だが最初かなり驚いた。(勿論有料)
そして、家では添い寝をしていたので、ベビーベットで1人で寝てくれず、狭いストレッチャーベッドに添い寝で寝て、息子が熟睡した頃にベビーベットに移動させていた。
そして、入院時の持ち物は子どもの持ち物しか基本的に入院案内には書いていなかった。
なので、自分である程度想定して揃えないといけないのだ。イヤホンは持ってくればよかったな…と思いました。
【入院中の過ごし方】
食事は基本的に、母が3日に一度来てくれるのでその時に調達しに行った。冷蔵庫はあったのでそこに保管。お風呂は病院近くに幸運なことに銭湯があり、3日に一度買い出しついでに入りに行っていた。
母の助けもあり、なんとか一週間やっていけた。
息子が寝ると、テレビカードを使ってテレビをみたり、洗濯しに行ったりしていた。お風呂の横にランドリールームがあり、テレビカードを使って洗濯・乾燥ができる。
総合病院では当たり前なのか、すでに総合病院で分娩した私は経験済み。洗濯には慣れたものだ。(柔軟剤は頃合いを見て自分で入れる。私は柔軟剤は使わなかった。)
【肌の治療、薬の塗りかた】
息子の肌を綺麗にするために、強めのステロイドを使う事となった。体はリンデロン、顔は弱めのキンダベートを炎症した肌に塗布する。大人の手のひらサイズの患部に対し、チューブで出す薬は、指の第一関節分の薬を塗ると教えてもらった。塗る際は、叩くように塗るとよい。
ステロイド薬を塗ったあと、プロペトでしっかり保湿。間違えてはいけないポイントとしては、必ずステロイドから塗ること。
これを朝とお風呂後に塗る。
これを一週間やった。子どものターンオーバーは早く、一週間で変わるのだそう。息子は無事、このステロイドの強さで綺麗になっていった。(効かない場合は薬を変えたりするらしい)
【一週間で無事退院、後日談】
実は一週間、といっていたが、息子の肌の状態によっては延長入院もあった。
けれど薬がよく効いたのか、かなり肌も綺麗になった。掻くこともなくなった。
退院時には、ステロイドの強さもリンデロンからキンダベートにランクダウンし、その後息子の肌は良くなる一方だった。
入院時に息子でも飲める粉ミルクを聞き、市販で手に入りやすいMA-1を薦めてもらった。
クセも強くなく飲みやすいそうだが、普通の粉ミルクより味はイマイチと聞いた。息子はなんとか飲んでくれたので、安心して保育園に入園することができた。
以降アレルギー治療の為、半年に1度血液検査をすることになった。これは現在でも続いている。
(次回、アレルギー負荷試験、半日入院について書きたいと思います。)
前回はこちら。