ロックとポップ
「ドブネズミみたいになりたい」
面接中に聞いた一番衝撃的でロックな言葉を放った上西という女の子がいた。
「ふんわりした雰囲気で、パンチのあることをいうじゃないか…。」
と何故か感動&影響されて「どういう大人になりたいか」という質問に
「大型犬になりたい」という謎の言葉を放ってしまった私。
自分でもよくわからないけど、気持ちがロックだったんだ。
私の奇行はさておき、結果的に二人とも合格し、インターンで再会した。
本当に上西は素敵な人だった。ネガティブで「私なんか…」というけど、それがまたよかった。
鴨川でお酒とメビウスでも持ってブルーハーツを聴こうというロックな約束もした。
でも上西は私をロックと認めてくれない。
「とよみはロックじゃなくてポップだよ」と。
「まぁ、2文字違うだけだし…ポップもほぼロックだよ」
「そういうとこだよ?」
という漫画みたいな会話もした。
私は上西みたいになりたい。鏡にもうつるし。
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