『月刊RepTeen7月号』擬態嫌いの女子にオススメの人間観光スポット特集より抜粋
レプタリアン(爬虫類人)に人気の女性ファッション誌『RepTeen』より抜粋
以下本文
夏だ!人間界もレジャーや観光で盛り上がる時期ですね。
擬態は嫌い!だけど、人間界に遊びに行きたい!
そんな贅沢なお悩みのレプガールにオススメの観光スポットを本誌がドーンと紹介します☆
まずオススメなのはコミケ!
元々オタク業界は人外の存在に友好的な割に、その存在を見かけたところで
「見間違い」
「そんな非科学的なことありえない」
「だけどもし本物だったら面白いのに」
など、思いっきり本物を目の前にしながらも、それを認識していないことが多いので、騒ぎになることもありませんし、何だったら
「この人特殊メイク上手だなぁ、教えてほしいなぁ」
としか思っていません。
そのままの姿で歩いても許されるという点で言えば、フェティッシュイベントやセクシャルマイノリティ系のフェスも良いですね。
フェスだと皆ノリも良いし『お持ち帰り』の難易度も低いので、性エネルギーの栄養補給も不自由することはありませんので、ハラペコのレプガールには最適な場所と言えるでしょう。
次におすすめはバックパッカー街!
人間同士にも多種多様な人種がいるのが当たり前の環境なので、ブラック、ホワイト、イエローと一緒に鱗の肌が並んでいたところで誰も何も気にしません。
さらに都合の良いことに、彼らはいつでも酔っ払っているか、二日酔いでクラクラしてるかのどちらかなので、仮に擬態が解けたのを目撃されたとしても、記憶操作をするまでもなく次の日には勝手に忘れていますし、彼らはいつでも、誰に対しても
「いいじゃん! 飲もう! 乾杯!」
しか言いません。
たまに昼からずっと鱗の肌のままで飲んでいる猛者もいますよ☆
ただ、これらの場所は、人間界においてちょっと特別な場所なので、他のエリアで擬態の解除は避けたほうが賢明です。
特に、擬態が苦手なレプガールが最も近寄ってはいけないNGスポットは子供と老人が多い住宅街です。彼らは少しの逸脱でも恐ろしい勢いで攻撃してくるので(人間同士の些細な事でも平気でやります)一瞬でも擬態を解いたらアウトです。よほどの事情がない限り、なるべく近づかないようにしましょう!!!