小さな旅・思い立つ旅|大阪縦断[安藤忠雄]篇
来年2022年、神戸に「こども本の森」が開館予定。
設計は安藤忠雄で、建物完成後に寄贈するとのこと。
建設費すべてを個人で負担しているわけではないにしても、それでも建物を個人が寄付するって普通にすごいなぁと。
その上、図書館の寄贈は神戸が初めてではなく、3館目というところがさらにすごい。。二つ目は岩手県遠野市、今年2021年にオープン。
そして、ひとつ目は2020年にオープンした大阪中之島。
毎年図書館を寄贈する安藤忠雄さん、ただただすごい。
安藤建築 大阪縦断編
と、いうことで大阪にある安藤さんの建築で気軽に立ち寄って、楽しいところをいくつかピックアップ。
大阪だけに限定しても、数が多すぎるので本当に一部だけ。。
近つ飛鳥博物館
大階段が有名なやつ。
施設の中に入らなくても、外部の大階段を駆け回るだけでも気持ちいい場所。子供が楽しそうに走り回れる建物っていうだけでも、とてもいい建築。
こんなところに本当にあるの?と自信がなくなるほど、頼りない道を進んでいく先に突如現れるコンクリートの物体。
もう何年も前に完成しているのに、古さを感じさせないのもいいところ。
狭山池博物館
桜の季節はとても人が多い場所。
大規模な建物で、建物内にたどり着くまでに、どれだけ安藤建築を堪能できるの?と言いたくなるほど、歩いていてシーンが目まぐるしく変わる建築。
大きな滝が流れる中庭は圧巻で、内部の展示物はもちろん、建築だけでも楽しませてくれる、とてもいい建築。
しかも駐車場も施設の入館もすべて無料!!
司馬遼太郎記念館
小さな小さな記念館で、住宅地の中にあるのにそのことを忘れさせてくれるほど、豊かな環境が広がる場所。
有名なのは本棚が壁面いっぱいに広がる風景なんだけど、それ以外でも階段のステンドグラスがきれいだし、単純に庭園もとてもいい。
光の教会
とても有名な教会。
住吉の長屋とともに初期の名作のひとつ。
そして、建築好きにはたまらないやつ。
夏は暑くて冬寒そうだなぁとか、入り口狭くて入りにくいなぁとか、音が反響しすぎていて残響時間が、、とか、そんなことどうでもよくなる程、圧倒的な建築的な強さ、シンプルさ、わかりやすさ、美しさ。
日本が世界に誇る教会は光の教会と東京カテドラルの2つ。
令和になっても、そこは未だ揺るぎないでしょう。