3つの好きな映画|父とは?母とは?子供とは?篇
『家族とは?』
とってもふわっとした問いになっているけど、まぁお盆なのでどうせなら、、
うちの子供は3人。
女–男–女の順番なので、圧倒的に長男の立場が低い。。
長男は、もちろん長女に口で勝てるわけもなく、4つ下の末っ子にも言い負かされてしまうほど、口達者な女性陣に翻弄される、不器用な男子、という構図。
それでも兄の威厳を保とうと、口で勝てない分、態度や行動で無理やり次女より上に立とうとするものだから、次女はみんなにうまく泣きつき助けを求め、あえなく長男が家族中から返り討ちにあう、というのがいつもの流れ、、、
反論できるか、できないか
ネットで数年前に流布してた有名なやつ。
車のトラブルに見舞われた女性が、知人の男性に電話して、なぜか男性が追いつめられていく会話劇。
女 「エンジンがかからないんだけど…」
男 「バッテリーかな? ライトは点く?」
女 「昨日まで動いたのに。なんでだろう」
男 「トラブルって怖いよね。
で、バッテリーかどうか知りたい
んだけど、ライトは点く?」
女 「今日は○○まで行かなきゃならない
から車使えないと困るのに…」
男 「えーと、、ライトは点く??」
女 「何で?」
男 「バッテリーが上がってるかどうか
知りたいから、ライト点けて
みてくれないかな?」
女 「別にいいけど。でもバッテリー
上がってたらライト点かないよね?」
男 「いや、だから。それを知りたいから
ライト点けてみてほしいんだけど」
女 「もしかしてちょっと怒ってる?」
男 「いや別に怒ってはないけど?」
女 「怒ってるじゃん。何で怒ってるの?」
男 「だから怒ってないって、、」
女 「何か悪いこと言いました?
言ってくれれば謝りますけど?」
たぶん、うちの長男もこんな感じで、いつまでたっても女性陣には口で勝てないんでしょう、、
ということで、ご先祖様を供養するお盆の時期にちょうどいい、家族について考える邦画を3つ選出。
父とは?母とは?子供とは?
朝が来る/2020
原作:辻村深月× 監督:河瀬直美の映画。
「特別養子縁組」という制度をきっかけに
子を育てることについて考えさせられる映画。
一度落ちると、這い上がるのは難しく、
一度手放したものも、再び手に入れるのは難しい。
手紙から浮かび上がる文字、
エンドロールの最後の最後で聞こえる言葉に、衝撃を受ける。
ちなみに井浦新演じる父親は、建築会社勤務。
そして父になる/2013
大好きな是枝さんの映画。
「子供の取り違え事件」をきっかけに
家族とは何か?を考えさせられる映画。
血の繋がりか、過ごした時間か。
性格は遺伝で決まるか、育った環境で決まるのか。
ちなみに福山雅治演じる父親は、嫌な性格の建築士。。
八日目の蝉/2011
小説原作の映画。
「子供の誘拐事件」をきっかけに
家族とは?母親とはなにか?を考えさせられる映画。
小豆島の虫送りの圧倒的な映像美。
そして俳優陣の凄み。
誘拐に拒絶反応を示されてしまうリスクがあるなかで
そこに意識を向けさせない監督の力量。