3つの好きな映画|イヌとヒトの深い繋がり[ドッグマン、アモーレスペロス、レザボアドッグス]
ネコ目イヌ科|イヌはネコ?
生物分類の話なので「目」はメではなくモク。分類は上から「界」「門」「綱」「目」「科」「属」「種」。なので、イヌは「動物界・脊索動物門・哺乳綱・ネコ目・イヌ科・ イヌ属・ タイリクオオカミ種・ イエイヌ亜種」なんだって。覚えれるわけないけど、、
ちなみに、ネコ目の幅はとても広く、ハイエナ、クマ、レッサーパンダ、アシカ、アザラシもすべてネコ目。もう全部ネコでいいんじゃない?というほど幅が広い。なんでもネコ。
イヌもクマもアシカもアザラシも、全部ネコ
哀愁漂う犬、その姿が愛おしい
犬を用いた慣用句はいろいろあるけど、ネガティブなイメージのものがとても多い。負け犬、犬死に、狂犬、権力の犬、、、愛犬と言われ愛される一方で、とてもひどい言われよう。10000年も昔から人間とともに暮らしてきているからこそ、愛憎含めていろんな感情をイヌに重ねていたということでしょう。
人間の心象を代弁するイヌ
ということで、哀愁漂う人間の心象を、印象的なイヌのタイトルで魅せる映画3選。逆らえない不条理に、惨めったらしい愛に、掃き溜めに集まる不良ども。イヌで形容される人間の悲喜交々でもどうでしょう、という話。
飼われる男、犬のような愛、掃き溜めの犬ども。
だって犬だもの。
イタリア|ドッグマン|飼われる男
逆らえない不条理に落ちた男の結末は、、、
カンヌでパルム・ドッグ賞を受賞した作品。パルム・ドールではなく。
1980年代にイタリアで起こった事件をベースに描かれる善人と悪人の物語。利用するものと利用されるもの、飼うか飼われるか。避けられない不条理か、主従の逆転があるのか。
牢屋の檻と犬のゲージ、叫ぶ人と吠える犬。イタリアの陽気なイメージは一切なく、暗くじめっとした空気感の中で、綺麗な対比を映し出す。
人は生まれながらにして、ドッグマン
メキシコ|アモーレス・ペロス|犬のような愛
惨めったらしい愛を叫ぶ
世界中の映画祭で大絶賛を浴びた、メキシコの人間ドラマ。タイトルはスペイン語で「イヌのような愛」。メキシコある交通事故をきっかけに3つの物語が展開。運命がクロスしていく人間の哀しみに満ちた苦悩を、魂を震わすほど圧倒的な映像で魅せる。
汗や血の匂いが漂うメキシコシティの空気感
メキシコに暮らす様々な階級に属する人々の性格をリアルにえぐった群像劇。闘犬として生き、愛犬として可愛がられ、捨て犬として暮らす。
犬を描き、人間を生き様を重ねる
アメリカ|レザボア・ドッグス|掃き溜めの犬ども
黒ずくめの6人のチンピラの会話劇
もう説明の必要がないほどの映画史に残る名作。本作の代名詞ともいえるオープニングシーンを観るだけでワクワクがとまらない。
キャラクターだけはしっかり作る。すると、キャラクターたちが勝手にしゃべり出す、とタランティーノは言う。そのリアルな人間味や意外性が面白い。
裏切り者は誰だ? そこから生き残ったやつらひとりひとりの知られざる姿が、チャプターごとにフラッシュバックでテンポよく明かされていく。
Let’s go to work