理想は描かなくていいじゃない? ーYOU #気持ちが楽になる話
タレントのYOUさんは後輩タレントの恋愛相談にのっていました。
後輩は30代独身。
「付き合う人が、結婚するかもしれない相手だと思うと、恋愛がどんどん難しくなってしまい、しんどい」と彼女は話していました。
30代の頃の恋愛感を聞かれ、アドバイスを求められたYOUさんは、自分の恋愛を振り返ってみました。
YOUさんの30代は1回目の結婚が上手くいかずに離婚。
その後に別の男性と出会い、再婚して子どもを1人授かり子育てをしていた時期でした。
付き合う男性に対して色々と気になってしまう後輩とは対象的に、
「結婚にあたって、理想の家とか、理想の生活とかないタイプだった。
なんなら、これから作っていけばいいんでしょう?くらいに思ってたかな」
と当時を振り返りました。
YOUさんは、世間から見ると破天荒と言える恋愛経歴を持っていました。
その一方で、相手に対して変な期待も抱かず、依存もしいていませんでした。
YOUさん自身も働いていたので、結婚相手を探す女性がついつい考えがちな、彼に食べさせてもらえるかとか、彼の仕事は何か、といったことを考えることもありませんでした。
後輩から30代を過ぎて子どもを産もうと思った理由は?と聞かれると、
「彼を愛していたから子どもが欲しくなったの」とあっさりと答えるYOUさん。
その姿を見て、相談にきた後輩は「自分は憧れの結婚を思い描きすぎて、がんじがらめになっていたかもしれない」と呟きました。
YOUさんは続けました。
(結婚して)10年後にこの人とこうなっていたいとかってゆうことは考えないかな。
それは、そういう理想があると、そこからズレていったら、焦ったり失望してしまうじゃない?
「笑顔がある」とか、「なんか楽しいお家」くらいな感じに描いておけばいいんじゃないかな。
結婚に対して自分の想いがあり過ぎると、そこに現実をハメていくことは難しくなるでしょう?
結婚は二人で作っていくものだからね。
年に2回くらいはもっとハードルを下げて男の人と会ってみたらいいんじゃない?(笑)
それがYOUさんからのアドバイスでした。
そんなYOUさんですが、偉そうに言っているけれど2回目の結婚も離婚に終わったと自虐的に話します。
60歳になりましたが、今まで生きてきて、こうなりたいとか、こっちの道にいきたいとかを考えたことがあまりないそうです。
「だって私は何者でもないんだから。」
2回離婚も経験したし、結婚生活と子育てでたくさん傷ついたけど、それでもとっても幸せだと言います。
だって、仕事あって、友達がいて、好きな服が買えて、子どもは巣立って、私は今韓国ドラマに夢中なのよ。
「このまま死にたい!」
そうキッパリと言い切れるYOUさんは、今の自分を愛する生き方をよく知っているのでした。
参照:「YOUのこれからこれから」Spring Youtube公式チャンネル