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30分未満日記 10/28


 日が空きましたね。


 風邪をひきました。
 金曜日の朝に「なんかちょっと…喉がイガイガするかも!」って感じで、体温も平熱で、のど飴舐めてれば治るやろくらいの感じだったんですが、「なんかもう会社行くのダルいし…」くらいの気持ちがあり、まあいいや休んじゃえ、で休む。(一応手元にあった風邪薬は飲みつつ、逆流性食道炎かもしれんと思って病院にも行く。)
 すると夕方頃にスクスク扁桃腺が腫れ上がってきて、関節が痛みだす。熱をはかる。37.5℃。…ううむ、これはズル休みしたバチがあたったのか、それとも復職してからここまで走り続けたボロが出たのか…
 それまで土日も規則正しく早寝早起きをしていたけれど久々にじっくり寝込む。汗をかく。水を飲む。寝る。汗をかく。水を飲む。この基本動作の繰り返しをして一夜過ごす。喉が痛いと言ってもうがい薬ももらっていたので、まあいうほど寝苦しくもなく、ただただ挑むように寝続ける。12時間近く寝たのは久々ではなかろうか。
 朝起きて、お昼ごろそれでも熱が下がってなかったので「とにかく風をひいたときは美味しいものを食べよう」と思い、かぼちゃプリンやら近所のケーキ屋さんでパンプキンタルトやらを買い込む。食欲はあるのだ。食欲はあるし、風邪ひいてるときってプリン食べたくならないですか。最近減量で「食べたいものを食べたいだけ食べる」みたいな行動からは離れていたけれど、今日だけはその素朴な子供心に素直に従ってみる。
 で薬を飲んでもう一回うつろうつろ二度寝。するとどうでしょう、体が急に熱をもちはじめて、あの「風邪が治り始めるとき独特の匂い」がする汗がジンワリ出てくる。寝て起きて熱を計ってみると、あら36℃。
 なんか結果的に「頑張るのを休んだり、美味しいもの食べたりしたら治った」みたいな形になってしまった。なんだかんだで復職して一ヶ月緊張の糸がずっと小さくはっていたし、体は知らず知らずそういうのを求めていたのかもしれない。体はよくできてるなぁ。

 しかし、病気になったり怪我をすると「生きてるって感じがする」というとサイコパスキャラっぽくなってしまうけど、病気が治りゆくときに「あっ、これは体が治そうとする道筋を見つけたな」って感じの最後の発熱、あれはとても「滋養」って感じがしてよいな。人が生きてて数少ない「生きてる」って感じられる瞬間だと思う。
 風邪とかひかないであの感じもっと味わいですね。温泉とか行けばええのやろか。
 
 


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