悲しさと優しさと笑顔
電話の向こうで笑顔でいるってわかった
でも、その笑顔のまま、とっても悲しい話を
悲しくないように話してるってことも伝わってきた。
私にとっても悲しい話だから
きっと、仕方なかったって、でも大丈夫だよって
言いたかったんだよね。
私も大丈夫、大丈夫だよ、
なんとなくわかってたよ、きっと大丈夫
って笑顔で話した
辛かったね、悲しかったね、
話してくれてありがとうって、そう言った。
ほんの少し安心して、
それでもやっぱりまだ苦しそうだったけど
ほんの少しは安心してた。
一緒に悲しんだほうがよかったかな
だけど、それは今じゃない気がした。
一生懸命自分も辛いながらも、私を慰めようとしてくれた気持ちを無下にしたくなかった。
だからきっと、よかったんだと思う。
またね、
いまは、それがちょうどな気がした。
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