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2023/10/16
再び、診断を受けた病院。
土日で、かなりいろいろな情報が夫のラグビー仲間からもたらされ、自宅からの行きやすさや受けたい最新治療があるかなどを加味して候補を二つに絞った。
「ここがだめなら次」という時間はない。
夫はラグビーや、会社の人たちがいるから、たくさんの人が助けてくれる。
もし自分が同じことになって、誰かこんなにしてくれるだろうか。家族以外には、思い浮かばなくて少し夫の付き合いが羨ましくなった。
病院に行くと、「やはり今決めて、すぐ紹介状を作る」と言われた。
緊急性がリアルで怖い。怖い。怖い。
しかし、しっかりしなきゃ。今までで一番、間違えてはいけない、命がかかった選択。
第一候補、都内の大学病院。
第二候補、都内のがん専門病院。
「どちらかに絞らないといけませんか」と聞くと、
「2通作りましょう、一つ目が違うとなったらすぐ二つ目に行けるように」
金額は数千円だという。一万円くらいすると思ってた。
先生が、医療連携室に電話して「予約を手伝ってあげて」と言ってくれた。
紹介状はすぐ作ってもらえた。一通、名前の似た病院に名前が間違われていて、作り直してもらう。
仕事が役に立ったかと思ったが、間違えていたら受け取らないとかはないだろうし、たいして違わない。
「○○教授宛」と言えばそう書いてくれるそうだ。しかし、知っている教授はいないし、メディアに出ている教授を名指しするのも違うだろう。病院名宛とする。
一通1700円くらいだった。このくらいなら二通もらっておいてもいい。
その後、医療連携室に行くと、
第一候補は初診の予約制はなく、朝から並ぶこと。
第二候補は、初診予約電話が繋がらないとのこと。
第一候補の病院に、行くとことにする。
看護師さんが「明日にでも行ったほうがいいです」と言う。
夫はあとで、「明日は引き継ぎがあるし、一日違っても一緒だろ」と言う。
こんな時に、引き継ぎがそんなに大事かと歯痒くなる。
その仕事のストレスでこうなったかもしれないのに。
帰りながら、看護師さんの言葉が気になる。
「引き継ぎの予定、動かせないの。看護師さん、明日にでも行ったほうがいいと言ってた」。
大きな病院なら、1日違うと次の診察や予定が1週間先になる可能性もある。
時間がないのに、引き継ぎのせいで受診が遅れたら後悔するかもしれない。
「わかった、行こう」
引き継ぎの予定を先送りしてくれた。
明日、朝から初診に並ぶことにして、少し落ち着いて、帰路についた。