朔陽

ひたひた押し寄るこどくによせて
ひとひら舞い降るきづきを編んだ
あんたはそれおり大層きずつき
おどろくわたしは途方にくれた
からくれないの外法のさきには
乏しいがつややかな嫉妬がある
それをいとも大事に二重に包んだら
あとはもうしぬだけ
かの人もホッと胸を撫で下ろしねむるだろう
それが咲く春の意図なのだから

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