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16. フォルケ修学旅行とエクストリームデンマーク帰国③

Hej。みうです。

今回は前々回と前回に引き続き、国境封鎖宣言するヨーロッパ各国からからデンマークへエクストリーム帰国体験記、最終編です。2020年2月末から3月頭にかけてのお話。


前回はギリギリで予約したデンマーク(コペンハーゲン)行きのチケットが、まさかの予約できてなかったために緊急ミッション「10時間30分以内 二 チケット ヲ 予約シ デンマーク へ 帰国セヨ」が発生したところまででした。今回はその続きを。

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旦那様が徹夜でチケットを探してくれてる中、何が起きているか気づかず私は熟睡していました…。ごめんね。ありがとう旦那様。本当にありがとう!
基本的にチケット予約などは旦那様アカウントでやってもらってるんですよね…。私もチケット情報調べますが、最終的な予約は任せているので…。

ギリギリのタイミングでビルン空港の存在を思い出してくれたおかげで、なんとかかんとか正午までに帰れる便を予約できました。ビルン空港、コペンハーゲン空港に比べたら小さいですが、国際便も結構飛んでいるんですよ。
奇跡の英断!そして(結構値段が吊り上がっているけど)チケットゲット。今回はすぐに予約完了メールが来たみたいです。よかったよかった。
もう予約→国境閉鎖発表→チケットキャンセル→再予約を繰り返していたせいで、何を予約していてどれが有効で、何がキャンセルされたか、もうわからなくなってきました。落ち着いたら返金手続きやらなんやらしないと行けないです。

ちなみに、ブダペストからコペンハーゲンへ向かうバスは、バウチャーチケットで返金されましたorz。バウチャーチケットって、次回予約するときに使える金券てきなやつなんですが、そんな長距離で乗るかなぁ。次回の機会があるか謎ですが、とりあえず1年間有効らしいので落ち着いたら旅行計画でも立てるかな…。
バスといえば、チェコをバスで脱出した組は、デンマークとドイツの国境で警察と麻薬犬がバスに入ってきたみたいです。なにその映画みたいなの…。ドイツは最近身元の怪しい移民が流れてきているので、デンマーク政府は、ドイツから陸路で入国する人をランダムでチェックしているみたいです。去年、レンタカーで北ドイツ旅行した際も、デンマーク→ドイツ入国は何もチェックがなかったのに、ドイツ→デンマーク入国はパスポートチェック入ったし…。

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ブダペスト→ブリュッセルの便、結構小さい機体だったけど乗客ほぼ居なくて、ガラガラでした。

皆3人がけ席を一人で独占して、快適な姿勢で寝たり本読んだりリラックス。旦那様も疲れが溜まっていたので機内ではほぼ寝てました。そうだよね、疲れたよね。。。
経由地のブリュッセル空港では、コペンハーゲン行きの便に乗る組、ビルン空港行きの便に乗る組(私と旦那様2人だけこっち)に分かれて、「デンマークで会おう!」って盛大な死亡フラグを立てて別れました。

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ブリュッセル発の便が遅れたものの、何とか正午までに着陸→入国ゲート通過できました。入国ゲートを通過するまでがエクストリーム帰国ですからね。空港ターミナルは、厳密にはデンマークではないし。預け荷物がないから、すんなり通過できました。

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と、言うわけで
緊急ミッション「翌日 正午 マデニ デンマークへ 帰国 セヨ」、完了!

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空港には報道陣が来てて、「あ、本当に封鎖するんだ…。ドッキリじゃなかったのね」って冗談言い合いました。冗談を言えるくらいホッとしたんですよ。
ブリュッセル空港で死亡フラグを立てて別れた友人も、無事に正午前に入国できたみたいです。


結局後から情報整理したら、住民登録している外国人は国境封鎖後も空路でのみ入国できるみたいなんですが、デンマーク発着の便をキャンセルする航空会社も多いので、結果的に正午前に入国できてよかったです。
海外旅行中のデンマーク人で、帰国便を予約できず帰れていない人もちらほらいるそうです。
エクストリーム帰国中は、「何でいきなり国境封鎖するんだっ」ってなりましたが、人の出入りを抑えて感染予防するには、いきなり封鎖しないと意味ないですよねぇ‥‥。私は日本で生まれ育って、日本の感覚で生きていたので、いきなり政府が強行に国境封鎖宣言して、実行しちゃうヨーロッパ各国に驚かされました。良いとか、悪いとかの問題では無く、国民と政府の関係が日本とはまた違ってて、国民性などにも反映されてて面白いなぁって。
今回の経験をもとに、異国の地で情勢が急変しそうな兆しを察知したら、いち早く帰国orその地にとどまる決意をする(安全であれば)のが必要なんだってしみじみ感じました。我々も、最悪ハンガリーにとどまるつもりで宿の延長等の手続きをしていましたが…

反省点はあるものの、情勢変化に合わせて情報収集してその場で判断できたのは、よかったなって思います。情弱は色んな場面で損しますからね…。

それではエクストリーム帰国編はここまでで、次回からまたデンマークの日常を発信していきます。Vi ses!

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