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本日の猫たち #113(姉猫の話)
どこかで書こう、書こうと思いつつ、いまだに書けていない話をひとつ。
うちの猫たちではなく、うちの兄妹猫のお姉さん猫の話です。
去年の今日うちに猫が来ました pic.twitter.com/luw1vofW5H
— 幸宮チノ (@chino_y) June 20, 2023
Twitterで何度か呟いたことがあるのですが、うちの兄妹猫のお姉さん猫(元野良)は、現在漫画家の幸宮チノ先生の愛猫として、幸せな生活を送っています。
幸宮チノ先生の呟きを見て思い出したのですが、ちょうど昨年の今日、お姉さん猫の捕獲大作戦が行われました。関係者の中には自分のことを記事にしてほしくないという方もいらっしゃるので、ざっくり書きます。
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うちの兄妹猫、お姉さん猫は、家族ぐるみでおつきあいのある大学教授のご自宅の敷地に野良猫が産み落とした子で、4人(匹)兄弟姉妹でした。
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衰弱していたところを保護したのですが、危機を察した母猫が健康な2匹をつれて逃げてしまったのです。
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働きすぎで病みかけていた私の「働き方改革」をしてくれた猫たちです
そのとき残された2匹はうちの子になりましたが、逃げた母猫+2匹は発見できず、無事かなと……思っていたところ、1カ月経った頃、大学教授のご自宅の庭にあらわれました。野生生活が長かった分、子猫たちは警戒心が強くなり、捕獲作戦にひっかからない知能も身につけていました。
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なんど挑戦しても保護できないので、この子たちは野良猫のまま生きる運命なのかなとも思ったのですが、大学教授のご近所では野良猫が問題視されており、保健所につれていかれるおそれもあったので、なんとしても保護しないといけない状況になりました。
ただ完全野良猫なので、保護できたとしても、里親探しは難航するのではないかと思われました。そんな中、ひきとりたいとおっしゃってくださったのが、幸宮チノ先生。先代猫ちゃんを21歳まで育てあげた?猫のエキスパートです。
(イラストレーターの井上のきあ先生のご紹介でご縁をいただきました。その節は本当にお世話になりました)
そして昨年の今日(6月21日)。
いろんな奇跡が重なり、それまで捕獲できなかった姉猫の保護に無事成功。大学教授がキャリーケース、ちゅ~る、ごはんを用意してくださったので、私が車に積んで、ゆっくりゆっくり、幸宮先生のご自宅付近の駐車場(動物病院前)まで運搬しました。
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この姉猫の声が本当にかわいらしく、車で運んでいる間も一生懸命おしゃべりしてくれました。うちの兄妹猫がほとんど鳴かないので、にゃうーーーん、みゃううううーんという、ソプラノの美声が本当に新鮮でした。
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![](https://assets.st-note.com/img/1687351198014-5EbbDqSJ54.jpg?width=1200)
とにかく顔もかわいければ、声もかわいい。長い手足も、しっぽの先もかわいい。
写真では本当のかわいらしさが伝わりにくいと言いますか、実際に動いているところを見たほうが100倍可愛い猫ちゃんで、保護してくれた人たち、大学教授のご家族、関係者(私含む)を一瞬でメロメロにしてしまう、魔性の子でした。
猫は自分で飼い主(自分を幸せにしてくれる家)を選ぶ、と言われたりしますが、この姉猫は最初から「幸宮チノ先生のところに行く」と決めていたのでしょう。私はずっと先住猫と同じキジトラの子がほしいと思っていたので、最初に(4匹の子猫の写真を見たとき)この姉猫を希望していたのですが、逃げられてしまい……。他の人たちが里親に名乗りをあげたときも、姉猫は隠れて出てきませんでした。
それが「幸宮チノ先生」という里親が決まった瞬間、自分から姿をあらわし、捕まってくれたのです。
それからの流れは奇跡としか思えないほどスムーズでした。
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時間が経つのははやいもので、その日から姉猫は、幸宮チノ先生の家族の一員になり、ねとらぼさんの記事になるくらい、元気で芸術的な猫ちゃんに育ちました。
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猫「ドヤァァァ!!!」 猫×キッチンペーパーの芸術作品に「作家がすごい満足気」「いい仕事してる」と称賛の声(1/2 ページ) - ねとらぼ (itmedia.co.jp)
うちの兄妹猫のきょうだい猫が幸宮チノ先生のもとで、幸せにのびのびと暮らしてくれている……ということが、本当にうれしくてたまりません。
幸宮先生、関係者の皆様に感謝感謝です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687350511480-AlrMXlbvH7.png?width=1200)
きょうだいだけあって、なんとなく顔の系統が似ている気がします
どの猫ちゃんも、幸せに、健やかに、長生きしますように。
うちの子になった記念日を毎年迎えられますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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