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本日の猫たち #400(撮影の裏側、妨害する猫たち)

ゆるーく続けてきた「本日の猫たち」は今回で400回。
いつもありがとうございます。

400回記念で何か特別なことをやってお祝いしたほうがいいのかなとも思ったのですが、飼い主は基本ものぐさなのでで……通常通りでいきます。

今回のタイトルにある「撮影の裏側」ですが、こちらの記事の撮影の裏側です。

ビーツの水煮でヴィネグレットを作ってみた|MIU (note.com)


ヴィネグレット(ビーツのサラダ)作りについては「本日の猫たち」の中に入れようかと思ったのですが、予想以上に長くなったので別の記事にしました。
興味のある方は、よかったらのぞいてやってください。

こちらはそのヴィネグレットを作った後の話です。

せっかくヴィネグレットを作ったので、本場の器に入れようと思い、帰国してから一度も使ってない(帰国前も使っていなかった…)いただきもののグジェリのサラダ皿を開封。

白地に藍色が美しいグジェリ陶器


旧社会主義国のものはずっと封印してしまっていたのですが(ここ数年メンタル的に…)、やっぱりあるものは使わないともったいないですし、せっかくプレゼントしてくださった方にも申し訳ないので、封印をときました。

そして撮影していると、うつりこんだものが……。

音に秒で反応する先住猫


グジェリ皿を取り出した瞬間、これです。

先住猫「どかぬ!」


先住猫「絶対にどきません」


まあ、包装紙は捨てるつもりでいますしたし、こちらはお皿があればいいので、年季の入った包装紙を好きなだけ楽しんでもらうことにしました。

包装紙(年代もの)を堪能する先住猫


その頃、飼い主は洗ったグジェリの皿にヴィネグレットを盛りつけて撮影。先日再会したペテルブルグ時代の元同僚の方に、ベラルーシのリネン製品(貴重!)をお土産でいただいたので、それをランチョンマットとして使ったらなかなかいい感じになるのではと思い、セッティング。

日本では一般的にあまり知られていないのですが、ベラルーシは世界三大リネン産地のひとつです


ベラルーシリネンといえば、白地に赤の糸で幾何学的な刺繍模様が施されている民族衣装が思い浮かぶ方もいらっしゃると思いますが、最近は伝統的な意匠に限らず、いろんなデザインのものがあります


テーブルの上にベラルーシリネンのランチョンマットをしき、グジェリのサラダ皿をおき、セッティング完了。

さあ、撮影しょうと思ったら……

先住猫!!!


先住猫よ、包装紙の中にいたのではなかったのかい……


油断も隙もない、とはまさにこのこと。

とはいえ、先住猫はまだ話せばわかる子です。
好奇心で新しいものに向かって真っ先にやってくる子ですが(今回の場合、おろしたてのリネン製品)、好奇心を満たしたら一応満足するので、「テーブルの上はだめだよ」「リネンの上にのるのもだめだよ」「今撮影しているから邪魔しないでね」と丁寧に説得したら、「むー……るるる……」と不満そうに漏らしながらも、テーブルからおりてくれました。

ただ一難去ってまた一難。

先住猫のいるところには、先住猫が大好きな妹猫が飛んできます。
先住猫と入れ違いにテーブルに上がってきたのは妹猫。

妹猫!!!


うちの猫たちは人間の食事を口にすることはまずないのですが、「これ、嫌い!」の砂かけジェスチャーはします。とりわけ潔癖症で、我が家の風紀委員長の妹猫は、なじみのないにおいのものが大嫌い。
(ヴィネグレットはビネガーを使っているので酸っぱい香りがします)

妹猫「これ、きらい! これ、くさいくさい! きらい!」


予想通り、飼い主が一生懸命心を込めて作った貴重なヴィネグレットに対して、砂かけジェスチャーをはじめました。においを発するものに蓋をしているつもりなのでしょう。見事な撮影妨害です。

妹猫を抱き上げ、テーブルの下におろしても「信じられない。どうしてこんなくさいものを放置しているの?」という顔をし、こりずにテーブルにのってきます。しかも砂かけジェスチャーをするだけでなく、そばにあったランチョンマットをくわえ、ヴィネグレットの上にのせて蓋をしようとしました。

ヴィネグレットを隠そうとする妹猫
やめてください!


飼い主が咄嗟の判断でお皿を取り上げなかったら、リネンのランチョンマットはビーツの色に染まっていたことでしょう……。

記事で使った写真
正方形にトリミングしてあるときは、だいたい猫たちの妨害が入ったと思ってください…



そんな感じでバタバタで撮影をし、ヴィネグレットを少しだけいただき、残りは冷蔵庫にしまい、先住猫が堪能しつくしたであろう包装紙を処分しようと、その場所に行ったら……これです。

妹猫!!!


妹猫「どかぬ!」


仕方ないのでそのまま1時間ほど放置しました。
その後、妹猫が廊下を走っているのを見たので、包装紙を処分しようと回収に行ったら……

今度は兄猫がのっていました。

兄猫「よさそうな敷物ではないか」


兄猫は初めてふれる異国の包装紙に驚きの形相。
年季の入ったくしゃくしゃ感は、兄猫好みだったのでしょう。
すみずみまで堪能し、そこからどいてくれません。

兄猫「これは今まで触れたことのない紙!」
(旧社会主義国から持ち帰った……割と粗悪な紙です……)


そうこうしていると、兄猫がたてるかさかさ音を聞きつけ、また妹猫がやってきました。

兄猫が紙を堪能していると、妹猫登場


おあとがよろしいようで……。

やっぱり仲良しです


我が家には猫たち愛用の年季の入ったボロボロ箱が複数、ボロボロベッドが2つあるので、これ以上ボロボロものを増やせません。
猫たちがいなくなった隙に、しっかり処分しようと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
長く続けていられるのも、読んでくださる皆様のおかげです。
いつも❤、コメント、ありがとうございます。

気が向いたら、またのぞいてやってください。



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