MIKUCrossing♪04に行ってきたよレポ【ライブレポート】
こんにちは、なのさPです。暑いですね。そんな暑い日々が続いて、なんやかんやで8月になってしまいました。マジカルミライ2023の開催がどんどん近づいていますね。
さて、そんな暑い毎日ですが、先月、7月に私は3つのボカロ関連イベントに参加してきました。今回は、この3つのイベントのレポを8月中に書き上げることを目標としてやっていきたいと思います。私なりの夏休みの宿題です。間に合わなかったら廊下にバケツを持って立たせてください。
そんな夏休みの宿題の第1弾として話していきたいのが、7月15日~16日に埼玉県県民総合活動センターで開催されたファンメイドライブ「MIKUCrossing♪04」です。
ボカロ界の特徴でもあり面白さの一つに、各企業が公式に開催するイベントとは別に、ファンやクリエイターが集って独自に開催する「ファンメイドライブ」の存在があります。そのなかの一つ、「MIKUCrossing」はMIKU Crassing Lab.(通称ミククロ)というチームが制作、開催しているライブです。チームの詳細は公式サイトにわかりやすくまとめられています。
今回私は、7月15日に開催されたミククロ04の初日公演に参加することができました。そのため、ここでは15日の公演の感想を何曲かピックアップして書いていきたいと思います。セトリのネタバレになりますので、ご注意ください。特にミククロ04はYouTubeでの配信を予定しているようなので、何も知らない状態で配信を視聴したい方は大至急ブラウザバックをお願いします。
ではいきましょう。
『気まぐれメルシィ』八王子P
ライブ開演直前に流れる曲、いわゆる0曲目には気まぐれメルシィが演奏されました。まだステージには誰も立っていないにも関わらず会場は大盛り上がり。今回のライブは声出し可能であったため、サビでは「キョーミないじゃん!」のコールが揃い、開演前から会場の熱をMAXにしてくれました。
今回の会場は小ホールであったため、大きなライブハウスほど広くはありませんでしたが、その分会場の一体感を味わいやすく、盛り上がったときの熱量は半端なかったと思います。
『METEOR』DIVELA
すでに会場の熱量が最大値になっているなか、一発目に演奏された『METEOR』。まあ全員吹き飛びます。ステージに立ったのがマジミラ2018のミク(通称「ふりかけちゃん」)の段階で強い曲が来ることが確定するのでヤバいですね。私個人としては、初めて行ったミクライブであるマジミラ2021を思い出してしまって、1曲目にしてすでに限界ムーブをかましていました。本当にありがとう…
『アイドル新鋭隊』Mitchie M
2曲目に演奏されたのは、プロセカ収録曲としてもお馴染み『アイドル新鋭隊』でした。オタクはコールが大好きなのでここで全開のコールが飛び交います。すごく楽しい。そしてステージの4人がとてもアイドル!!!そりゃ応援したくなるわ。最高です。
『NEPPUU~熱風~』みきとP
『アイドル新鋭隊』に続いて演奏されたのは、6月に開催された「初音ミク×鼓童スペシャルライブ2023~結~」のテーマソング、『NEPPUU~熱風~』です。おいやりすぎだぞ。ここまでマジミラ→プロセカ→鼓童ミクって火力が高すぎるぞ。
和太鼓の力強いビート感と、ミクのクールな歌声がホールに響き渡る様相は、さながら祭りのようでした。この曲も掛け声があり、会場が一体となって盛り上がりました。和風モチーフの演出が多かったのも印象に残っています。
『夜行性ハイズ』DECO*27
続いて演奏されたのは『夜行性ハイズ』、2019年にさっぽろ雪まつりでBangDream!と初音ミクのタイアップで演奏された一曲です。昔バンドリをやってた身としてはとても思い入れのある一曲が突然ぶち込まれて気絶しました。ペンライトの海がまるで星空のように感じられる、美しく鮮やかな4分間でした。
『アンノウン・マザーグース』wowaka
wowakaさんの名作にして最終作、『アンノウン・マザーグース』もミククロ04では演奏されました。ステージの演出では、『ローリンガール』や『アンハッピーリフレイン』など過去作を意識させるものが組み込まれ、wowakaさんへのリスペクトを感じました。訴えるように力強く歌うミクとコーラスとペンライトの光で応えるファン、ミククロのなかでも忘れられない光景として脳裏に刻み付けられました。
『テルミーアンサー』キノシタ
『lllトゥルティンアンテナlll』レタスP・△○□×
『アンノウン・マザーグース』のあとには『テルミーアンサー』『lllトゥルティンアンテナlll』と可愛い鏡音が連続して演奏されました。特徴的な演出として、メインのステージだけでなく左右両サイドのモニターを活用した演出が盛り込まれました。鬼ごっこのようにあっちこっちのモニターに移動するリンちゃんとレンくんがひたすらに可愛かったです。
『Vocaloid Become Human』やながみゆき
今回のライブで最も想定外の選曲、やながみゆきの『Vocaloid Become Human』です。誰も予想できねえよ。
VOCALOIDを用いた表現の限界を攻めるような楽曲群で知られるやながみゆきですが、今回のライブではステージやモニターの演出でバイナリデータ(0と1で表現するデータ)やインストール画面を思わせる表示なども盛り込み、初音ミクの無機質さ、電子的な側面を前面に押し出してきました。本当に衝撃的な時間でした。
『ダブルラリアット』アゴアニキ
このライブの中で一番私が泣いた曲、『ダブルラリアット』です。もともと確かに好きな曲ではあったのですが、いざ目の前でルカさんに歌っているのを見たら、今までの人生でこの曲とルカさんに支えられていたことを思い出してしまい、涙が止まらなくなってしまいました。どんなに辛いときも、この曲とルカさんが隣にいてくれたからここまで来れたんだと、今の自分の人生は間違いなくボカロに支えられていることを感じました。
『セツナトリップ』Last Note.
ファンメイドライブなのでクリプトン組以外のキャラクターもステージに上がります。GUMIの名ロックチューン、『セツナトリップ』です。イントロの段階で会場は大盛り上がり。GUMIの人気の高さを改めて感じました。個人的にも長い間大好きな曲の一つなので、ファンの皆と共に楽しむことができて嬉しかった一曲でした。
『LIVEDRIVE』じん
お次はIAの『LIVEDRIVE』です。数あるIAの楽曲の中からこれを選ぶセンス、脱帽です。この曲は、国内最高峰のモータースポーツ「SUPER GT」とIAのタイアップ企画の一環として書き下ろされた曲なのですが、この「SUPER GT」は私の大好きなカテゴリなんです。紹介記事も書きました(宣伝)。
曲の属性として「モータースポーツ」がある一曲ということになるのですが、ミククロでは演出の中にレースシグナルやスピード感ある車載映像を取り入れ、レースの格好良さを前面に押し出していました。最高。
『雨とペトラ』バルーン
『偽物人間40号』¿?shimon
ここからはflowerの曲が続きました。会場のあちこちから悲鳴が飛び、flowerの愛されっぷりを感じました。ワンマンライブやれ。
『雨とペトラ』でめちゃめちゃに盛り上げ、さらに『偽物人間40号』につなぐ凶悪セトリ、たぶんミククロ以外では見れないです。スタイリッシュなカッコよさも、治安の悪いカッコよさも両方堪能できるなんて本当にめちゃめちゃだよ。しかもこの後にはGUMIの『酔いどれ知らず』に繋がります。情緒が危険。
『GETCHA!』Giga・KIRA
『偽物人間40号』『酔いどれ知らず』と来てすでに危険な香りが充満している中に飛び込んできたのはミクとGUMIのデュエット曲『GETCHA!』でした。企業公式ライブではないので、ミクとGUMIのように異なる企業のコンビでもステージに立ってくれます。嬉しすぎる。爆音で聴けて嬉しかった曲ナンバーワンはこれです。この曲が演奏されたことで埼玉県県民総合活動センター小ホールがクソデカいクラブになりました。サビの「GETCHA! GETCHA! GETCHA!」のコールもあり、とにかく楽しかったです。
『チューリングラブ』ナナヲアカリ・ナユタセイジ
ファンメイドライブなので突然カバー曲も飛んできます。原曲ではナナヲアカリさんとSouさんが歌う『チューリングラブ』ですが、ミククロではリンレンによるカバーで演奏されました。ステージ上でわちゃわちゃといちゃつくリンレンがひたすら可愛くて悶えてました。リンレンを見守るだけの木になりたい。
『い~やい~やい~や』Neru・z'5
リンレンデュエットとしてもう一つ、『い~やい~やい~や』も演奏されました。この曲はミククロが以前に主催した「鏡音橙黄歌合戦」でも演奏されており、当時も用いられたSNS風の演出が今回も活躍しました。ブルースクリーンやスーパーチャットなど、PC関連のネタが多く、遊び心満載の演出でした。コールを上げるファンも多く、ライブ後半戦ながらも会場の熱気をさらに上げてくれました。
『StargazeR』骨盤P
続いて演奏されたのは骨盤Pの『StargazeR』でした。「MIKUNOPOLIS」や「ミクの日感謝祭」など、かつてのミクライブを彩ってきた名曲の一つです。投稿された時期は2008年、今から15年も前の曲が今もなお愛されていることに思わず涙しました。サビの「スターゲイザー!」ではミクと共に声をあげるファンも多く、黎明期のライブを思い出した人も多かったのではないでしょうか。
『好き!雪!本気マジック』Mitchie M
ここでまさかの雪ミクさん登場。ここはさっぽろ雪まつり会場だった…?「冬のフェスタ」とか歌ってるけど夏だし、会場は大盛り上がりで熱気が凄いしでとにかく大混乱。一言で言えば「なまらファンタスティック」です。「まーじマージック!」のコールも上がり、終盤に差し掛かったミククロをさらに盛り上げてくれました。
『歌の欠片と』IMO
こちらはIMOさんとMEIKOさんの力強いVOCAROCK、『歌の欠片と』です。マジカルミライ10thの楽曲コンテストで準グランプリを獲得している曲です。ここまで演奏された楽曲は、それぞれ個性的な演出や振り付けが使われてきましたが、この曲ではあえてド派手な演出を入れず、MEIKOさんの歌唱力に託す姿勢がとても美しかったです。まさに熱唱と呼ぶべきステージでした。
『君と、キミと』bsf + MIKU Crossing Lab.
最後に演奏されたのは、今回のミククロ04のテーマソング『君と、キミと』でした。何度も話をしている通り、ミククロは「ファンメイドライブ」です。ここに集ってライブを生み出している人は、全てボカロファンです。ファン全員が作り上げるライブであるミククロのテーマとして、新たな冒険へ背中を押してくれる、優しくも力強い一曲でした。
~アンコール~
『39みゅーじっく!』みきとP
『Singularity』keisei
アンコール序盤では『39みゅーじっく!』と『Singularity』を披露。マジカルミライ関連曲が続き、会場のボルテージは最高潮に達しました。個人的にはクソデカ大声で「初音ミク!!!!」と呼べたのが楽しかったです。
また、『君と、キミと』を聴いたあとで聴く『Singularity』は、より一層メッセージが強くなった気がします。「今きみと向かえる Singularity」はここにいる全員に対して歌っていたんじゃないかと思ってしまいます。
『こっち向いてBaby』ryo
続いて演奏されたのは、かつてのミクライブ「ミクパ」を支えた一曲、ryoさんの『こっち向いてBaby』です。まさかの振り付けまでミクパを再現しており、古参ファンが悶絶していました。私はBDでミクパ2011(TOKYO・SAPPORO)を鑑賞済みでしたが、まさか自分が生演奏を聴けるとは思わず、本当にびっくりしました。
今回のミククロは、過去のボカロライブを思わせる選曲が非常に多く、そうした意味でもボカロが好きな人たちがライブを作っているんだなと強く感じさせてくれました。
『愛言葉Ⅳ』DECO*27
アンコールのラストを飾ったのはこの曲『愛言葉Ⅳ』でした。「君がいない未来考えらんないよ」まったくもってその通りです。最後の最後に、これまでの愛とこれからの未来を歌うミクの姿がただひたすら美しかったです。最後まで皆の愛を感じる、最高の選曲でした。
「こんな歌歌ったんだって 君が輝けるように」私なりに書き残しておこうと思います。
エンドロールでは、瀬名航さんの『時代を超えた遊び場で』とテーマソング『君と、キミと』が流れました。まさにミククロそのものが「時代を超えた遊び場」であり、次の時代を彩っていくのが我々ボカロファンだと感じさせてくれるエンディング曲でした。
おわりに
というわけで、ミククロ04に参加してきました。本当にとんでもない選曲や、見ていて楽しい演出など、愛の強いライブだったと思います。ギリギリで参加を決めた身ですが、参加して良かったな~~~~~!!!!!と思うライブでした。次回があればぜひ行かせてほしいです。
そして、今回のミククロ04は、後日YouTubeでの配信が予定されています。公演ごとに異なるセトリであったようなので、このレポを読んだ方であっても楽しめるのではないかと思います。皆さん、ぜひ視聴してみてください。
最後にはなりますが、今回このような素敵なライブを開催してくださったミククロメンバーの皆さんに御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!!!
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