よーいどん 隣の人間国宝繋がりで、木彫刻士 なにわの名工 前田暁彦さんの所へお邪魔しました。
木彫士前田工房さん、『よーいどん 隣の人間国宝』絡みでお伺いしました。
私、横田も『よーいどん 隣の人間国宝にも』和硝子で出ているのですよ。
だんじりの山車の彫刻をされている、日本でも数人しかいない『なにわの名工前田暁彦』さんの工房にお邪魔しました。
伝統工芸の木彫士、今では十人もいないいうい事です。
全国でも数十人程度だそうです。
だんじりの山車の仕事、やっぱりどんどん減っているそうです。
しかも、仕事の単価を下げるために、中国に依頼する工芸士もいるそうです。
出来が全然違ってきます。
これで、良いのでしょうか?
新しく作るという事は、やはりびっくりする程の金額が必要です。山車の地域の方が費用を出すそうです。
日本の景気から考えても、やはり難しい状況ですね。
行政が、例えば山車を5年ごとに作り替える費用を出すとか、内部留保がたくさんある企業がスポンサーになって5年ごとに出すとか。
匠の業を消さない努力が必要だと思います。
以前、祇園祭りの山車を作っている方も同じような事をお話しされています。
匠の方の平均年齢も70代とか。
着物業界も平均年齢60代です。
10年後は、誰もいなくなる?
日本そのものが無くなる。
恐ろしいですね。
日本の伝統工芸どうなるのでしょうか?
前田さんは、海外で有名で、私がお話を聞きに行った次の日はイタリアだそうです。
着物もそうですが、伝統工芸の職人さんを、国が守っていかないと、本当になくなってしまうと思います。
特別な補助金を工芸士に、匠の技を新しい職人さんを育てる費用として、また伝統を守っていく費用として、今、考えないと手遅れ(もう手遅れに近いですが)なってくると思います。
国も真剣に考えて欲しいです。
この事は、きっと伝統工芸士さんは、思っていると思います。
色々楽しくお話をさせていただきました。
これから、この木彫伝統工芸を子孫に残していくのか!
私もいつも思うのですが、
素晴らしい日本の匠の力をもっと、一般の方が知るべきだと思います。行政が色々イベントを行なって、日本にはこんなにも素晴らしい匠の業があるという事を、アピールすべきだと思います。
欧米には、アーティストを守る法立があります。
ニューヨークには、建築するビルなどのは施工費の十数%をアート作品に使わないといけない法律があります。
だから、ビル内外に色々なアート作品があるのです。
日本の匠の業を同じような法律を使って、海外にアピールしなくては、いけないと思います。
日本人よりも、海外に方が日本の良い所を知っているような今日この頃です。
前田さん、素晴らしい考えをお持ちの方です。
日本の先!木彫の先!伝統工芸の先!を見られています。
私も実物の作品を見せていただきましたが、素晴らしい!
あと、こんな話もされていました。木彫りの龍や神様の目って、ガラスでできていたそうです。
今、そのガラスを作る方が無くなって、木の目になっているそうです。古い貴重なだんじりなどの改修も目が無い物もあるそうです。
こう言う風に、どんどん匠がいなくなって、素晴らしい日本の匠の技の集合体が、なくなっていくのでしょうか?
本当に、行政が考えて欲しいですよね。
市長さんがビジネスクラスの飛行機に乗ったなどでTVニュースになるぐらいなら、その税金もっと、日本の事を考えて、使って欲しいです。
前田さんと私の和硝子のコラボ作品を作る事になりました。
すごく楽しみです。
匠の業の集合体!
皆さん、楽しみにしてください。
前田さん、2023年10月18日から10月24日まで
『昂華』 阪神梅田本店8F ハローカルチャーにて開催されます。
きっと素晴らしいと思います。
私もお伺いします。
楽しみです。
前田さんのホームページです。
https://kiborimaedakoubou.com/
私の和硝子、京都駅の八条口に8点飾ってありますよ
京都に来たらぜひ!
和硝子のFacebookです
https://www.facebook.com/japaneseglass/?locale=ja_JP
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