台本物語

良山源三郎の仕事後の自室
今日も、皿洗いの仕事が終了した
「そういえば、薫ちゃんから貰ったハンカチどこにやったのかな、くまモンのハンカチ」
部屋中探しても無い
「昨日まで、会社で使ってたよな」
そこへスマホに電話がかかってきた
「もしもし、秋野だけど、今電話大丈夫?」
「ああ、美喜男?久しぶり」
「今度、飲み会しようかと思って」
「ああ、いいよ、いつどこで何時に?」
「今度の土曜日の6時はどうかな」
「いいよ、その日なら大丈夫」
「薫ちゃんは元気?」
「元気だよ」
ピンポーン、そこへ来客が来たようだ
「あ、今、ちょっと誰か来たみたいだから電話切るね」
「わかった、じゃあ後日よろしく」
そこへやってきたのが、薫だったのだ
「薫ちゃん、こないだ貰ったハンカチ無くしちゃって」
「それは大変、すぐに知り合いの安野探偵に依頼するわ」
「大袈裟だなあ、おい笑」
「安野探偵は凄いのよ、無くし物をすぐに見つけるの」
そこへ、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン、と安野探偵が参上したのだ
「くまモンのハンカチを無くした?最近の行動は?」
「昨日は、晴れていたので、公園に散歩しに行って、それから出勤して、」
「そうですか、友達の秋野君が持ってる可能性が高いですね」
「えっ?なんでですか?」
「薫さんは、君には興味無い様子で、秋野君に高い方のくまモンのハンカチをプレゼントしたんです」
「薫ちゃん、なんか奇妙な探偵が来た」
そこへ、良山のところへ電話が、かかってきて
「良山君、会社にハンカチ忘れてましたよ」
「ありがとうと言っていいのやら」

おしまい

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