過去になりかけている人
4カ月くらい休職している▫️先輩の存在が日に日に大きくなっている。
夕陽が反射して真っ赤になった看板をバスのなかから見ているとき、納豆に米ぬかパウダーを入れて無心にかき混ぜているとき、大河ドラマのあんまり面白くない歴史説明の場面を見ているとき。
生活の端々に▫️先輩の影がチラつき、水に触れたときだけ微かに痛むささくれみたいな存在感で現れる。
毎日をどう過ごしてるんだろう。
私は優しくて開放的な人にすぐ懐いちゃう癖があって、▫️先輩が会社を辞めるなんてことになったら私はすごく悲