見出し画像

カマキリに牛乳をあげた秋の日々

今年の秋は、温かい日が多かったような・・・

と、思っていたある日

陽の当たっている実家の壁にカマキリがいた。

大きなお腹。

卵を産んで一生が終わるんだな。

お疲れ様・・・

ふと思い立ち、牛乳をペットボトルのふたに入れ、

綿棒に吸わせ、それをカマキリに。

私が近づいても動きは鈍く、逃げない。

綿棒の牛乳を勢いよく飲む。

良かった!

可愛いな!!

カマで綿棒を奪われた。元気だ。

次の日も同じところにカマキリはいた。

同じように牛乳を。

前日より元気がない。

綿棒も奪わない。

次の日は、いなかった。


実は、と、言うほどのことではないが、

私は、ほぼ毎年、年末実家の草刈りをして見つけた、

カマキリの卵を自宅に持ち帰っていた。

自宅に庭はなく、玄関前の花壇のみ。

狭いのに樹や草花が混植している。

植木鉢の空いたところに、カマキリの卵のついた枝を刺す。

春、水やりが必要なくらい暖かくなったころ、

小さなカマキリと出会う。

あっ!!居たんだ!!

毎年の楽しみ♬

夏中、時々出会う♬

多分一匹、私の家で過ごしてくれる。

小さなカマキリがくれる喜び。

居てくれるだけで嬉しい。

毎年、本当にありがとう。



と、まぁ、私にとっては、嬉しくて!可愛くて!楽しい!

話なんですが、ほとんどの人は特に女性は虫嫌いで、

この話をすると、かなり引かれる。

小さいころから虫好きで、小学生の時はテントウムシ

飼ってたし。エサのアブラムシついてる草を探すのが

大変だったな。

私、変わり者・・・なんかな?

マイノリティ?

別にいいけど。


秋は、ちょっぴり、センチメンタル。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?