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懐かしのエレキ・インスト③ 哀愁の北欧エレキ・サウンド~フィンランド・エレキ
スプートニクスとザ・サウンズの紹介が前回で終わりましたので、今回からフィンランドのエレキグループをリンクしていきます。 一般の洋楽ファンにはほぼ無名のグルーブばかりですが、隠れた名曲が山のようにあります。
気に入った曲を選んでみたのですが、結果的にマイナー調の曲ばかりで長調の曲は、何と1曲もありませんでした。 よく似た曲調の曲も多く、続けて聴いていると段々区別がつかなくなって来るのが困りもの。日本題名がついていない曲の方が圧倒的に多いですからね。フィンランド語は全く分からないので、そもそも題名が覚えられないのです。(笑)
各グループについては一部を除いて全くと言っていいほど情報がないので、曲の感想を書く程度のことしかできないのが残念です。 新たな情報が入ったら追加していきます。
なお、日本題名が付けられていない曲(つまり日本未発売の曲)には、フィンランド語題名の後に直訳を付けてあります(英語題名の曲は除く)。
The Savages「ジプシーの嘆き」(Ruhtinaan viulu)
フィンランド・エレキの中でも1、2を争う名曲。
北欧エレキには珍しく中間部でストリングスが入りますが、これが実に効果的でメロディの美しさを際立たせています。
Kaukomaa 「さすらいの荒野」(Muurari)
前回紹介したザ・サウンズのカバーです。サウンズとはイントロと一度目のサビの部分のメロディが違いますが、私はこちらのアレンジの方が好きですね。原曲はフィンランドの有名な「歌謡曲」のようですので、参考までに下にリンクしておきます。
「さすらいの荒野」
ムスタングス「夜霧のハイウェイ」
ムスタングスは、日本のエレキファンの間ではかなり名の通ったグループ。「ライブ・イン・ジャパン」というレコードが発売されていますので、当然、日本公演を行ったようですが、私は全く知りませんでした。いつ来日したんですかね。
「夜霧のハイウェイ」は、彼らの代表曲。 流れるようなアップテンポのメロディ・ラインを聞いていると、本当に夜のハイウェイを疾走しているような気がしてきます。
オリジナルは、戦争をテーマにした曲のようです。日本題名はレコード会社が勝手につけたものですが、曲調にはピッタリはまっていてセンすのよさを感じます
ムスタングス 「二つのギター」
フィンランド・エレキとしては珍しく激しいリズムの曲。ライブはスタジオ録音盤にも引けをとっておらず、ムスタングスの演奏力の高さがよく分かります。
ムスタングス 「East Virginia」
ボーカル入りの聞き比べで Danny & The Islanders「East Virginia」
Danny & The Islandersは1960年代から息長く活動しているフィンランドのロックグループで、 日本人好みの泣き節を聞かせてくれます。
「East Virginia」の原曲はアメリカのアパラチア山脈周辺で歌われていた古いフォークソングで、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、ブラザース・フォーなど多くのフォーク歌手に歌われています。同じ歌詞に異なった2系統のメロディが付けられており、ムスタングスとDanny & The Islandersの曲は、ジョーン・バエズが歌っている方のカバーですす。
悪乗りして、Danny Kuaanaの泣き節をもう1曲。
Danny & The Islanders 「Hey Boba Lou」
元歌はロカビリー歌手で、ザ・バンドの育ての親?とも言えるロニー・ホーキンスの曲。元歌よりアップテンポで軽快な感じに仕上がっています。間奏のギターもいいですね。
他にゾンビーズの「シーズ・ノット・ゼア」、 ラヴィン・スプーンフル「サマー・イン・ザ・シティ」、ガス・バッカス「恋はすばやく」、ソニー&シェール「リトル・マン」などもカバーしています。
アベンジャーズ「哀愁のボルガ」
出だしのところは、「月影のキューバ」にちょっと似ていますね。
アベンジャーズ「白夜の少女」
The Regents 「Toska」(トスカ)
Agents 「Muistatko Monrepos´n」(モンレポスを覚えていますか)
RockStone「 Jääkukkia」(氷の花)
RockStone名で沢山の曲がユーチューブにアップされていまいが、このグループも実態については全く不明です。言語がフィンランド語なのと曲調から、北欧エレキに関係ありそうということでリンクしました。かなりいい加減です。
Korsuorkesteritätä 「kukkaa en hukkaa」(花を無駄にしない)
The Esquires 「 Juokse sinä humma」(酔って走る)
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