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はじめてのnote|自己紹介|怠惰大学生

 一月三十日、木曜日になった。私が最後に家を出たのは月曜日だ。二限のテストを受けて、火曜日の二限に向けて本当に一年ぶりくらいに集中して勉強した。前日は徹夜で眠かったから、夜ごはんを食べて家に帰ってきてからは眠ってしまったが、午前二時くらいに目が覚めて勉強を再開しようとした。
 
 ここからがいけなかった。同じサークルで同じく今期の単位数が悲惨な友達から電話がかかってきた。流されやすい私は、会話が弾んでいくにつれて、テストへのやる気がなくなっていった。そもそも大学の勉強の内容は私にとっては難しく、たった一日二日程度の勉強では解けないだろうと思っていた。でも、まだテストに出席する気ではいたのに、だ。結局、通話を始めてからはほとんど勉強は進まず、二回生から頑張るのだという何度吐いたかもわからないセリフを繰り返して、結局疲れて布団に寝転がって眠った。その次に目覚めたのは、夕方の7時とかだったと思う。
 
 ここからもいけなかった。ちょうど生理が来てしまって不調だったというのもあるが、下着が真っ赤に染まっていたのに風呂に入る気すら起きなかった。トイレで座り込んでスマホを見ながら一時間くらいぼんやりした。そして前日の夜から何も食べていなかったことを思い出すと酷い空腹を覚えた。生理痛と空腹が相まった鈍い腹痛にさらに何もしたくなくなっていく。どうせもともと汚れているのだ、と私は真っ赤になった下着をそのまま履き直した。ズボンが分厚いものだから床や布団に血が漏れなかったのをいいことに、そのままこたつの中に横向きでもぐり込んだ。そこからいつものようにツイッターとユーチューブで時間が過ぎていき(その間には、勉強に勤しむ友人たちからのはげまし?のようなツイッター上でのやりとりも、母との呆れが大半の、それでも二回生から頑張りなさい、という通話もあった。皆には今日の二限のテストは受けたけどダメだったと嘘を吐いた。)、結局もうすぐ水曜日になるくらいの時間にカップ焼きそばをかき込んだ。それでもまだ足りなかったので、放置している洗っていない食器からフライパンだけを洗って、米も炊いて、親子丼を作った。美味しかった。ようやく人間らしい活動に戻れたと思ったが、私はなんとまたしても風呂に入らずパンツだけ変えて夜用のナプキンだけ敷いてまたコタツにもぐりこんだ。(真っ赤になったパンツは袋に包んで捨てた。)この時点では水曜日の夜二時くらいだっただろうか。
 
 水曜日の夜九時までにやらないといけない課題があった。私はそもそも出席が足りず単位は来ないのだが、同じグループの人たちに迷惑がかかると思い、取り掛かろうとした。しかしそもそも授業に出ていないのだ。何をどうすればよいのか全くわからなかった。少し進んで詰まってを繰り返し、結局は二進も三進も行かなくなってしまった。私はまた現実逃避を始めた。ユーチューブとツイッターの繰り返し。仕舞にはスマホのクソゲー(時間を浪費するがなんの生産性もないただの暇つぶしのためのパズルゲームなど)をやり始めた。脳裏には試験勉強を頑張っている同期や友人たちの姿が浮かんだ。私は何をやっているんだろう。そう思う心とは対照的にゲームがやめられなかった。朝方になり、炊いたご飯の残りで玉子丼を作って食べた。かなりお腹が膨れた。課題に目を向けるも何も分からないしで、嫌になってツイッターに薄っぺらい愚痴を書き込む。現状を知られるのは嫌だったから、死にてえとかそんな感じで。結局昼くらいまでクソゲーをしてそのままコタツで夜まで眠り込んだ。何も考えたくなかった。

 昼くらいにツイッターで友達と夕飯を食べる約束をしていたが、結局目が覚めたのは約束の一時間後だった。謝罪の連絡を入れて、また眠った。おそらく日曜日の夜から風呂に入っていなくて、月曜日に外に出るために塗ったファンデーション等も落としていなくて、コンタクトレンズも三日間つけっぱなしだった。友達(と言っていいのかは分からないが)は呆れられながらもまた行こうぜと言ってくれた。課題の提出時間も過ぎてしまった。グループの人たちから何も連絡が来ないということは、おおよそ察してくれたのだと思いたい。(私が課題を放棄するのだということを)

 水曜日の夜もツイッターとユーチューブとクソゲーで溶けた。友達と話す気にはとてもじゃないけどならなかった。ユーチューブも何も面白くはなかった。ふとnoteを書いてみようと思った。最初は心機一転して人生をうまく切り替える感じで、怠惰を脱却するために!みたいな、明るい感じで書こうと思った。でも、何も書けなかった。そもそも私には現状を矯正する気があるのか、甚だ疑問だ。まずは何はともあれ風呂に入るべきだろう。しかしなぜか、尻が床から離れないのだ。私は私が何をしたいのか本当にわからない。もちろんこんな現状からは抜け出したい。現状に比べて理想が高いのは分かっているが、毎日勉強に運動にサークルにバイトに励みたいのだ。本当は授業もきっちりと受けたいし、友達との遊びだって罪悪感なく楽しみたい。なぜ、こんなにも堕ちてしまうのだろう。生理のときはここ最近では毎回こんな感じだが、別にそれ以外の日でも大概こんな感じだ。下着が真っ赤で異臭を放ってはいないという点ではマシかもしれないが。たまにやる気が出るので、その時は人間らしく動いているが、こんな日があるだけで全てが台無しだ。

 つけっぱなしにしている暖房のせいか、唇がひどく乾いている。顔にはまたニキビが二つできていて、またなんとなくつぶしてしまった。無駄なのだ。やる気のある日に化粧水を塗って薬を塗って、一時ちゃんとやったとしても、こんな日に全部つぶしてしまうからすべて無駄になるのだ。周りはとても優しい。逆に言えばほとんどの人間は私から離れていくだろう。こんな人間と関わってくれているだけで優しいのだ。母も優しい。私はいつまでも甘えている。しかし年々悪くなっていく私の周りには最後には誰も残らないだろう。頭では情けないことだとわかるが、干からびたコンタクトレンズが張り付いた目からは涙が出る気配もない。だから結局は何も分かっていないのだろう。きっとこのまま卒業できなくなったとしても危機感はわかないのだろう。母や祖父母と話す時にはあんなに申し訳なくなるのに、何も改善できていないのだから。

 今週のことを勢いに任せて書き出してしまった。今も血みどろの臭い下着を身に着けたままパソコンに指を叩きつけている様は本当に汚くて醜くて、なんでこんな人間がのうのうと生きているんだろうと思う。なぜこんな醜い生き様の一部を世に晒そうと思ったのかは分からないが、おそらくこれは一時的な回復兆候だろう。そう思いたい。読んでくれる人はいないかもしれないが、一旦これを書き終えて、現実を何とか受け止めて飲み込むことで、まだ前に進んでいける気がするのだ。今期は本当に最悪だった。前期も最悪だったが、今期は家が遠いからと無理やり大学の近くに下宿させてもらったのに、本当にほぼ全く授業に出なかった。反省はするべきだが、反省などできる次元にはいないと思う。ただ毎日楽な方へ楽しい方へと流され、現実逃避を繰り返していたら、こんな状態にまで堕落してしまった。たった一度の過ちなどではなく、私の怠惰さをなおそうとしなかったこの私の人生すべてが過ちなのだ。私は今まで一度も努力をしたことがないだろう。我慢もしたことがないし、歯を食いしばった経験もないだろう。しかし動かねばいけないのだ。どれだけやる気がなくても動かないといけないのだ。死ねばいいとか、そういう問題ではない。私の中に少しでも理想が残っている限り、それに殉じたいと強く思う。本当に馬鹿なので、これは今回が初めてではない。いつも一時だけやる気が復活するがすぐにダメになってしまうのだ。それでも、今これをここに記すことで、今度こそはこの気持ちを忘れないようにしたい。

 などと、大層なことを言っているようだが、そもそもこの「理想」は周りの人の大半が当たり前にこなしていることなのだ。テスト勉強がつらい、朝起きるのがつらいなどとこぼしていたとしても、皆朝は起きるし勉強してテストを受けて単位を取っているのだ。
 私はそういう普通の人間になりたい。そして、家族を安心させたいのだ。本当に家族には心配と迷惑をかけていて申し訳ない。今のままではいけない。これから春休みに入り、なんと二回生になってしまうが、二回生の前期ではフル単したい。三十単位取るのだ。今まではすべて有言不実行だったが、今回こそは本当に頑張りたい。人生をやり直してみたいのだ。





 読みにくく、内容面でも大変汚い文章で申し訳ありません。これからは人生改善!サクセスストーリーをお届けできるように頑張りたいです。応援していただけたらとても嬉しいです。

改めて簡単な自己紹介
京都の大学に通っています。そこでアカペラサークルに入りまして、それが結構忙しい!人間関係の大半はサークルの同期で構成されています。サークル活動にかまけて全く授業に出ていないのではと言われますが、周りは両立してるんですよね~。。仮にやめたとしても状況は改善しないでしょうし、なによりやめたくはありません!大学生活で頑張りたいことにはこのサークル活動も大半を占めています。そして勉強も頑張りたい!資格も取りたい!
好きな動物は猫です。よろしくお願いします。

よし!怠惰脱却!本当にお風呂に入ってこようと思います。そして金曜日にテストがあるのでそれに向けて勉強をしようと思います。今度こそ逃げない諦めない!

  

 

 


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