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なりたい仕事より世界観
こんにちは、たかひとです。
子どもの頃、将来何になりたい?
とよく聞かれますよね?
私は、中学生の頃、皆の前で発表するときに、「外交官になりたい」と言った記憶があります。
これ、腹の底では全然思っていなくて(なれるとも思っていなくて)、たぶんこう言えば母が喜ぶ、といった感情だったと思います。
実のところは、以前書いたように、自分はまず吃音を治すことが先決で、それまで未来など描けない、という感じだったので。
ところで、今考えているのは、なりたい仕事より世界観が大事ではないか、ということです。
AIの発展など、これだけ流動性が高まってくると、会社の寿命だけでなく、職業自体もなくなってしまうかもしれない。
でも、自分なりの世界観を持っていれば、仕事を通じてどんな世の中にしたいなどの貢献を考えられると思うんです。
私は、映画やテレビの台本印刷をする会社が最初で、(面接で全て落ちてしまった私を雇用してくれた、ありがたい職場でした)そこが廃業した後、介護の仕事に就きました。
現在では、あんなにコミュニケーションに劣等感を抱いていたのが不思議なくらい、利用者さんと楽しく会話できています。
仕事自体はしんどいことも多いですが、経験したどの施設でも利用者さんに救われている面がありますね。
以前から思っていたのですが、ほとんどの人は職業に夢を抱いていない気がしています。
でも、仕事は違っても世界観は実現できる。
どんな世界にしたいか、どんな人生を生きたいか。
仕事を考えるのではなく、世界観を考える。
自分を深く見つめたことから浮かび上がってくる世界観を基にした仕事なら、どんな仕事であれ、目指す社会の実現に貢献できる、と感じています。
微々たるものであっても。