変化をつける
こんにちは、たかひとです。
「変化をつける」という記事でチョッキを裏返しに着て歩いている老人の例が挙げられていました。(ベストではない)
次の日は表、その次の日は裏。
ぼけたんじゃないか、と心配になった近所の人が老人に尋ねます。
「おじいちゃん、ときどきチョッキが裏になってるの気づいてる?」
老人は、「表と裏を交互に着ることにしとるんだ。裏の日は恥ずかしい。でも明日は表だと思うと楽しみだろう」
というオチがつきます。
この話に触れて、以下の2つのことが思い出されました。
1つは、なぜリバーシブルのベストにしなかったのか?
もう一つは、認知症の人は自律神経の調節機能に異常が生じ、体温調節が難しくなることがあります。
ですから、真夏でもダウンベストを着ていてへっちゃら。
こうなると、自分で変化をつけようという意思は関係なくなりますね。
ちょっと前置きが長くなってしまいました。
言いたかったのは、変化をつける、調整が上手いということは、安定できることではなく、揺らぎがコントロールできる、ということ。
それには、中心点がしっかりしている必要がある。
しっかりしているほど、揺らぎは大きくできるので。
変化をつけるといっても、自分が揺らしているのか、振り子に揺らされているのか、その違いは大きい。
人生が上手い人は、変化をつけるのが上手い感じ。
少しだけ道を変えて小さな感動を集めたり、いつもと違う人と会って、小さな学びを集めたりする。
自分で変化をつけられるのが、上手い人の人生。
逆に、変化が起きてくれるのを待つのが、下手な人の人生といえるでしょう。