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マニアックさについて
こんにちは、たかひとです。
日本人はこだわりが強い、という記事を見ました。
特に、細部のこだわりには相当なものがあり、本当に微細な誰も気づかないようなところまでこだわり抜くとのこと。
これがクラフトマンシップになり、海外からすると驚かれるようなものを生み出す要因になっているらしいです。
スポーツ関連の記事だったので、このマニアックさが最大限に活かされるのは、技術系種目のコーチングで、この分野においては世界でもトップクラスとのこと。
具体的な種目として、卓球、バドミントン、体操、フィギュアスケートが挙げられていました。
なるほど、伝統的に強い競技ばかりだなと思ったのですが、キーポイントは触覚のセンスにあります。
本当に細かい技術や繊細な感触を伝達することができるからこその強さ。
スポーツではありませんが、私もかな書道を習う際、力を抜いて筆に任せる微細な感覚を先生に教わった経験があります。
さて、良い面があるこだわりの強さですが、それが原因で細かく集団を分けることにもつながってしまいます。
細部へのこだわりが、ただでさえムラ的になりがちなのをより加速させてしまう。
互いの同じ点より違う点を見出して、小さな流派をたくさん生み出してしまうことも起こり得ます。
武道の世界などに顕著ですね。
また、この記事には、日本人は大きく捉えて要点を掴むことが苦手なので、シンプルな競技では後れをとっているとの指摘もありました。
フィジカルが弱いというより、細かいことにこだわり過ぎる性質が悪影響を及ぼしているのではないか、との考察もされていましたね。
私も今まで細かいことにこだわり、物事を複雑にし過ぎてしまう傾向がありました。
ですから、ざっくりと全体を捉えて、思いっきり力を出すという動きにシフトするのもいいな、と思った次第です。