TENET 一週目 感想(ネタバレあり)

今絶賛公開中のTENETを見てきたので、感想を書きます。なお個人の雑考察を大量に含むので、その点は御留意ください。

## ざっくりふりかえり

話の本筋は、主人公が第三次対戦を止めようとすることから始まりより大きな脅威として、時間の逆行が世界全てに影響する力を持つシステムも出てきて最終的にはその脅威を排除しようと主人公達は奔走します。

劇中では7つ(9つだったっけ?)のアルゴリズムを繋ぎ合わせることで、正解に影響を及ぼすほどの巨大なシステムを起動できるという設定があった。そしてこのシステムの開発者は未来ですでに死んでいて、もう誰も作成することができず過去の主人公がいる時代のみにしか存在していない。なので未来から逆行してきてこのアルゴリズムを狙う輩もいたんじゃなかろうか(劇中ではその描写は明確には無かったかな)

時間の逆行に関しては、特定の装置を利用することで時間の逆行のオン、オフを切り替えられるようになっている。つまり20年間逆行してその後装置で時間の流れを戻すと、20年前に戻れるということになる。ここで年とか沢山取るんじゃないのか?とも思われるがそこはその時代の自分の状態に依存して状態がリセットされるようになっている。これは劇中で傷を直すのに利用していた。つまり60歳の人間が時間の逆行で20年前に戻ったとしても80歳にはならず40歳になるというメカニズムになっている。劇中では年齢についての言及はされていないが、登場人物であるニールが未来から来たということを考えるとこのメカニズムなんじゃないかと個人的には思っている。

上の箇所、勘違いっぽくて劇中では傷を直す期間が欲しかったから逆行していた感じかな?

## 主な疑問点

・最初のテロのシーンはどう物語に関係しているのか?
・逆行のルールについて
・逆行の時間の計算について
・逆行した主人公が車で事故った後どう戻ってこれたんだ?
・ニールが未来の主人公に依頼されたと言っていたが、それは何故か?

### 最初のテロのシーンはどう物語に関係しているのか?

最初のシーンが若干記憶から消えていますが、ざっくり流れは以下のような感じ。

主人公はテロを鎮圧する部隊に所属していて(?)、会場の二階のVIPを助けます。その時衣装棚から時間逆行システムを起動するアルゴリズムの一つを取得します。そして会場にしかけれた爆弾を解除して爆弾に巻き込まれないように脱出する流れでした。

そこで時間の逆行らしき行為をする人物が出てきます。顔は見えていませんが、主人公が撃たれそうになった際に助けてくれました。その後主人公は足早に走り出したのでその人物のその後は不明ですが、友好的な人物なのは確かですね。この人物がニールだったみたいなのはワンチャンありそう。

ここで謎なのが主人公がアルゴリズムの一つを取得したけど、それはどうなったの?という点。トラックで運搬されている描写はありましたが、その間の時系列がよくわからない。フェイという人物が個人的には謎なので、そこが関係しているのかな。

### 逆行のルールについて

逆行している際は、その空気を吸うことができないというのと過去の自分に会うとタイムパラドックスが起こってしまうという問題がある。なので基本的に逆行している場合はガスマスクなどをして顔を見られないようにしている。

ここで疑問なのが逆行から返ってきた際の自分と、通常の時間軸に生きている自分のどちらが正なのだろう?と。例えば家で寝ている自分と逆行してきて別の場所にいる自分がいたとすると、これはどちらが正なのだろう?。ここは何かしら不思議な力によって、家で寝ている方が優先されるとかはあるのかなとも思われる(わからん)

そう思うと20年逆行して、また20年後に行くには20年の歳月を費やさないといけないと考えると大変だ。

### 逆行の時間の計算について

最終決戦では、赤の時計のものが時間が通常、青の時計のものが時間が逆行している世界で戦闘をしている描写が描かれている。どちらともスタートは一緒で逆行するか通常の時間の流れかの違いのみである。ここで例えを出して考えてみると、通常の時間で2分経った場合、逆行の時間でも2分経つが通常の時間の人物からすると4分前の人物たちを見ているということになる。そもそも時間の流れが違うなどあれば、この理屈はダメだがおそらくそんなことは無さそう。もう少し例を出すと、2分逆行した人がロケランで建物を壊すと4分後にはすでに壊れているという世界が実現できる。劇中でもその描写があり、現実の時間に合わせて過去から干渉を及ぼしていた。これめっちゃ便利やなと思った。

### 逆行した主人公が車で事故った後どう戻ってこれたんだ?

ここ見逃したかもしれないが、イマイチ良く分からなかった。主人公の車がセイターの車にぶつかられて横転した後、主人公の意識がなくなった。その後、ニールと共にいるコンテナーで目覚めた主人公。助けられたなど何かしらあるかもしれないが、ここの描写は謎だった。

この時のコンテナーでの描写は時間の逆行を描画しており、ちゃんと主人公達は寝て時間を逆行していたことに少し感動したりした。タイムスリップではないというのがこの作品の魅力だなと思った。

### ニールが未来の主人公に依頼されたと言っていたが、それは何故か?

個人的な雑考察だと時間の逆行の開発者が主人公で、主人公は時間の逆行の恐ろしさに気付き自殺。過去に時間の逆行のシステムを隠蔽した。そして未来で友人(?)であったニールに自身の後処理をお願いした。という感じだと思う。最終的には、過去の主人公も後処理を実施し、知識を持つ人物を殺していくような活動をしていた。

時間の逆行の開発者が主人公ではない場合、何故未来からニールを送り込んだのかの疑問が残る。ここはもうちょい考察が必要そう。

## おわりに

個人的な雑考察をガッと書いてみました。まだまだわからない箇所、人物がおり、この人物はなんなんだ?ってのは普通に起こる。

ここは別の人の考察を見て、理解を深めたいと思う。

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