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魔法の言葉。

今日は、あったかい魔法にかけてもらったお話をしますね。

引っ込み思案で気にしいな私は、なんだかへとへとになっていました。
むしょうに、生きているのが恥ずかしくなるときがあるんです。

自分がみじめで、情けなくって。
どうしたら改善していけるだろう、
世の中に溶け込んでいけるのだろう。

今日は特に、そんなことばかり考えてしまっていました。

じわぁって、涙すら浮かびそうになっていて。
それでも町中だし、どうにか我慢して、家路を目指していました。

そんなとき、ファミリーレストランの看板を見つけました。
家の近くにある、有名チェーン店のもの。

そういえばしばらく行ってなかったな。
…行ってみようかな?

お腹もぺこぺこになっていた私は、ふら〜っとお店の前まで向かい、ドアを開けました。

そしたら、魔法をかけてもらえたんです。

チャイムの音ともに、店員さんが微笑んで一言。

「いらっしゃいませ」

……ごくありふれた、お出迎えの言葉。
でもその店員さんのお声は心地よく耳に届きました。
それに、優しくてあったかい笑顔で…。

胸が、軽くなりました。

友達でも家族でも、知り合いでもないその店員さんの、
なんでもない「いらっしゃいませ」と、やわらかな笑顔。

それは決して特別なものではなくて、
だからこそ、私の心を温かくしてくれたのかもしれません。

あいさつって、大切なものですね。
相手の目を見て丁寧に言われると、こんなにも嬉しくなるんです。

ありがとう、店員さん。
小さな喜びを胸に、明日も頑張ります!

(いただいたハンバーグプレートとチョコレートプリンパフェも、たいへんおいしかったです。(∩ω∩*`))