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【バトゥーキ】序盤を乗り越えてなお、カポエイラを理解する努力必要なマンガ

カポエイラの奥深さと熱い人間ドラマ!漫画「バトゥーキ」の魅力と、序盤の壁を乗り越えるための読書ガイド


格闘漫画と青春ドラマ、そして異文化の魅力が融合した作品、それが **漫画「バトゥーキ」** です。作者は、独特な世界観と繊細な心理描写で読者を魅了する。


しかし、本作を読み始めた読者の中には、


* **「序盤がスローペースで、なかなか話が進まない…」**

* **「カポエイラって何?絵もちょっと分かりにくいかも…」**


と感じる方もいるかもしれません。  実際、私も最初はそのように感じました。しかし、読み進めていくうちに、**「バトゥーキ」** は他の漫画にはない魅力に溢れていることに気づかされました。


この記事では、**「バトゥーキ」** の魅力を深掘りし、**序盤の壁を乗り越えて面白さを見つけるための読書ガイド** をお届けします。


序盤の壁:スローペースとカポエイラの分かりにくさ

確かに、**「バトゥーキ」** の序盤、特に1巻、2巻は、**物語の導入** という位置づけで、主人公がカポエイラに出会い、戸惑いながらもその世界に足を踏み入れていく様子が丁寧に描かれます。


また、**カポエイラ**  という格闘技自体が、日本ではまだメジャーとは言えません。独特のステップ、音楽、文化など、馴染みのない要素が多く、**絵だけでは動きが理解しにくい**  と感じる方もいるでしょう。


しかし、この序盤の **スローペース**  と **カポエイラの分かりにくさ**  こそが、作者の意図であり、**「バトゥーキ」**  の魅力を形作る重要な要素なのです。


スローペースだからこそ伝わる、葛藤と成長

序盤の丁寧な描写があるからこそ、読者はカポエイラという未知の世界に足を踏み入れ、**戸惑い、葛藤しながらも成長していく過程**  に共感できます。

もし、最初から派手なアクションや劇的な展開が繰り広げられていたら、内面の変化**  や、**カポエイラへの深い理解**  は、ここまで深く読者に伝わらなかったでしょう。



作者は、あえてスローペースで物語を進めることで、


* **バッテリーの繊細な感情の変化**
* **カポエイラの奥深さ**
* **人間関係の機微**


を丁寧に描き出し、読者を **「バトゥーキ」**  の世界へとじっくりと引き込んでいくのです。


カポエイラの分かりにくさを乗り越えるには?

カポエイラの動きが絵で分かりにくいと感じる場合は、以下の方法を試してみてください。


* **YouTubeなどでカポエイラの動画を見てみる**: 実際の動きを見ることで、漫画の描写がより理解しやすくなります。特に、「ヘジ」や「ジンガ」といった基本的な動きを見ておくと良いでしょう。

* **解説サイトや書籍を参考にする**:  カポエイラの基本や歴史を解説しているサイトや書籍も参考になります。  背景知識があると、漫画をより深く楽しめるでしょう。

* **SNSで感想を共有する**:  同じようにカポエイラに戸惑っている読者もいるかもしれません。SNSで感想を共有し、他の読者の意見を参考にしてみるのも良いでしょう。



悪軍連合登場から物語は急加速!面白さが爆発する展開

そして、**「バトゥーキ」**  の面白さが本格的に爆発するのは、**悪軍連合**  という謎の組織が登場するあたりからです。


悪軍連合は、半グレ集団で、その目的や正体は序盤では謎に包まれています。彼らの登場をきっかけに、物語は一気にサスペンスフルな展開へと加速し、

様々な要素が複雑に絡み合い、読者を飽きさせない怒涛の展開が繰り広げられます。


特に、悪軍連合のリーダー 悪軍鉄馬のカリスマ性と、彼が率いる組織の不気味さは、物語に深みと緊張感を与えています。




まとめ:「バトゥーキ」は序盤の壁を越えれば、熱い感動が待っている!


**「バトゥーキ」**  は、確かに序盤はスローペースで、カポエイラという分かりにくい要素もあって、読み進めるのに少し根気がいるかもしれません。

しかし、序盤の丁寧な描写があるからこそ、主人公の成長、カポエイラの奥深さ、人間ドラマの熱さが、後々になって深く心に響いてきます。


もし、序盤で読むのを諦めてしまいそうになっている方がいたら、ぜひもう少しだけ読み進めてみてください。きっと、予想を超える熱い感動が、あなたを待っているはずです!


レビュー

バトゥーキを手に入った巻から徐々に読んでいる。

私も序盤で切った読者だったが、7巻辺りからの悪軍連合にはハマってしまう。

強烈なキャラが序盤から姿を見せていれば、もう少し違ったのかもしれない。

また物語後半は分かりにくい話になるようで、悪軍鉄馬編だけじっくり読むのがいいのかもしれない。

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