会話について
会話は、ただ聞くだけでは話してもらえません。
話していて面白くない人、人望がない人、モテない人は、「聞き方」に何かしらの問題を抱えているかもしれません。
また、聞く力をつければ、人間関係が円滑になり、自分の知識や見解が深まるという効果もあります。
基本は、「共感的に聞く」という姿勢が重要になります。
聞き上手に徹することによって、話し手が気持ちよく話を展開できる雰囲気づくりをしましょう。
「この人は話をちゃんと聞いて共感してくれる」と思ってもらえたらこっちのものです。次からも話の輪に入りやすくなるでしょう。
話が面白くなくても役者を演じて笑ってあげる、些細なことでもビックリした様子を見せるなど、少しリアクションを大きくすると、
相手は自分の話に共感してくれていると感じ、内心嬉しいはずです。
ところで、職場、学校、アルバイト先など、さまざまな場面で「相手と会話が続かなくて困った」
という経験がある人は、多いのではないでしょうか。
話のつまらない人は「話題が並列」しているだけで、話題をただただ並列してしまい、どれも盛り上がらない」という悪循環に陥っています。
相手が自発的に出してくる新情報に着目して深堀しましょう。
会話が途切れるのが気まずいからといって場をもたせるために、自ら優先して話し続けようとする人がいますが、あまりいいこととは言えません。
会話に少し間があった方が心地よいこともあります。沈黙の時間を自分や相手の意見をまとめたり噛みしめることに使いましょう。
そもそも、会話が続いているように見える人たちも、常におもしろい話をしているわけではありません。
話題選びに関しては、先生や宿題についてなど相手との共通点があることを選んでもいいですし、
その日の朝にテレビやネットニュースで見た話題の中から「今日はこれをネタにしよう」と決めておくのもよいでしょう。
また、質問することの大切さをご存知でしょうか?
会話することが苦手な人の多くは「質問すること」が苦手な傾向にあります。
例えば、初対面の方に対して深い話を聞いたり、プライベートなことを根掘り葉掘り質問することはあまりよいことではありません。
では、会話が続く、相手のことを知れる「質問」とはどういったものなのでしょうか。
ただ質問ばかりして貴方の気持ちや思ったことを伝えなければ、それは質問ではなく「尋問」と変わりません。
別の質問をする前に貴方の感情を伝えることを意識しましょう。
例えば、自分の情報を少し話して自分の情報を少し話してみることもいいですね。
そうすることによって相手からも質問できるキッカケを作ることができます。
その他、グループの輪の中の会話に途中から入りたいというシチュエーションの場合どうすればよいのでしょうか?
輪の中にいるメンバーのなかで最も話しかけやすい人に近づいて、
その人にだけ聞こえるボリュームで「何の話をしているの?」「なんの話ですか?」と聞けば良いのです。
そして、物理的に輪に入れたら、話している人の言葉に頷いたり、笑ったり、驚いたり、感心したりと、リアクションをしましょう。
無理して話を広げようとしたり、話題を振ろうとしたり、気の利いたツッコミを入れなきゃ、などと焦らなくても大丈夫です。
その時にスッと輪の中に自分の立ち位置を持っていけば正真正銘、話の輪に入ったことになります。