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シナハン

支那飯、ではなくシナリオハンティングの略です。

私は撮影に入る前の企画についてはSNSには書かないようにしている。
その方が正式発表した時にインパクトがあるから。
それと、これはご時世とは関係なく、撮影に至る前に中止、無期延期になる事もままあるので。
その掟を破るのは、私のnoteは余り読まれていないようなので、こっそりとGWの過ごし方の一環として書いてみよかと思ったから。
それでもだいぶボカして書きます。

明日から二本の企画のシナハンに出掛ける。
一本は東海地方が舞台。
これは実際の出来事の映画化なので、見たい場所は大体決まっている。
広範囲なので車で行く。

東海地方から戻って来週は四国。
こっちは発注元があって、盛り込むテーマは決まっているものの、ストーリーはオリジナル。
つまり自分で考えなければならない。
何箇所が見たい場所以外はノープラン。
こういうシナハンは、場所からインスパイアされてアイデアが浮かぶ事を神に祈りながら歩き回る事になる。
現段階では思い浮かぶ自信は無い。しかし、そろそろプロットを上げないとスケジュール的に間に合わないので行くだけ行ってみる。
よくアイデアがある日突然「天から降りて来る」なんて言う人がいるが、私に限ってはそんな事はない。
頭の中にいろんなカードが浮かんでいて、それをとりとめもなく繋げては並べ直して行くうちに、朧げなストーリーが見えて来る。
そんな事をしている内に5月8日になっているだろう。何とかせねば。

画像は一昨年の夏、小津安二郎監督「浮草」(1959)のロケ地、三重県志摩市大王町を訪ねた時の一枚。


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