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会員への手紙 1
今から99年前、ルドルフ・シュタイナーが普遍アントロポゾフィ協会の会員に向けてあてた18通の手紙。
「普遍人間学」を読み終えて、 次に読み進めていくのはその「会員への手紙」です。
この手紙は、シュタイナーが亡くなる直前まで送られたといいます。
とても切実な想いをシュタイナーは抱えていたのだと思います。
初めは小さな集まりから始まったアントロポゾフィの営み。それは静かに穏やかに、外からの妨げなしに進んでいました。
しかしそのうち熱心な学び手たちが芸術を通して、このアントロポゾフィの精神を表現したり、ついには本拠地となる場所を作ろうとゲーテアヌムをつくり、さらに様々な領域の学問研究におけるアントロポゾフィの研究活動が始まりました。
それまでの社会からの妨げを受けなかったアントロポゾフィ協会が、社会の注目を集め始めたとき、アントロポゾフィ協会の足元が崩れ始めました。
そして、1922年にゲーテアヌムは焼失しました。
社会の中で注目され、熱心に活動する会員も増えてきたのに、なぜ、そのようなことになってしまったのか?
これから、アントロポゾフィが世の中に広がっていく期待とは裏腹に、アントロポゾフィに関わる人々の足元が崩れるということは、何を意味するのでしょうか?
この「手紙」は、これまでの私たち、これからの私たちへの教訓でもあります。
アントロポゾフィの活動に限らず、人と人が関わって生きていく場全てにおいて、この手紙は指針を与えてくれるように思います。
これからのコミュニティのあり方、人と人との向き合い方、私自身が成長する意味を、今こんな時代だからこそ深めるときだと思いました。
アントロポゾフィは私たちと共に、まるで生きているかのように変化する。
私たち自身が、そのアントロポゾフィの手綱をしっかり取らなければ、アントロポゾフィ自体が姿形を変えてしまうことや意味を持たないものとなってしまう可能性もある。
そういうことへの危機感が、シュタイナーにはあったのだと思います。
それをなんとか、本当の生きたアントロポゾフィとして後世に残すために、命をかけて普遍アントロポゾフィ協会を運営し、この会員への手紙に託したのではないでしょうか?
「この学びは、本当にあなたたちに必要ですか?」
「必要であるなら、この真剣な精神の生を育む学びをどのように続けていくことができますか?」
99年前のシュタイナーから、心の深いところへ直球で「問い」を投げられた、そんな1回目でした。
興味関心のある方、ぜひ共に、この「手紙」を読んでみませんか?
お申し込みは、
「ことばの家」主宰の諏訪耕志さんまで。
以下、諏訪さんのFacebookより引用
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『新しいオンラインクラスへのお誘い 第三金曜夜「シュタイナーの会員への手紙」』
アントロポゾフィー運動は、ひとりひとりのこころとこころが精神の世のみなもとに結ばれて、初めて動き出すものだと感じています。
そのみなもとに自分自身を結ぶことは、人を決して縛りはしません。むしろ、精神のみなもととの結びつきは、その人をますますその人になしゆき、その人を自由への道へといざないます。
そのためのアントロポゾフィー運動の新たな始まりに向けて、今から99年前の学び手に対するシュタイナーが書き記した手紙を読み解き始めます。
計18通の手紙をわたくしによる拙訳で、月に一回、第三金曜日の夜7時半から9時までの時間の中で分かち合って参ります。
【日時】
1月20日(金)を第一回目としまして、
毎月第三金曜日午後7時半から9時までオンラインクラスです。
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【参加費】
初回体験参加のみ3500円
以降5回連続15000円
参加費をお振り込みいただいた方に、zoomのIDとパスワードをお伝えします。※扱うテキストは、わたくし諏訪の拙訳による「会員への手紙」を用います。
以下へのお振込み、お問い合わせ、お申し込みになります。
●お振込み先
// ゆうちょ銀行から //
記号 10260 番号 28889041
スワ チハル
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// 他銀行から //
店名 〇ニ八(ゼロニハチ)
普通 2888904
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●お申し込み・お問い合わせ
アントロポゾフィーハウス ことばの家
https://kotobanoie.net/access/
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2023年からの新しい自分に向かっての
新しい学びを始めて行きませんか!
講師 諏訪耕志