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冬至の日の公演に向けて「古事記の傳へ」に取り組んでいるが、演出や参加者同士のシェアリングを通して、いつも心が揺れ動いて様々な感情が駆け巡ってゆく。


半年前に初めて言語造形に出会い、体験した。


意志に反して身体は動かず、声も出ず、心は閉じきり、ただ恥ずかしかった。
しかしその日の練習で、おのごろ嶋が創られる場面(古事記版 天地創造と言えると思う)をほかの方が演じているを見た時、何とも言えない心地よさ清々しさを感じて魅了され、本格的に参加することに決めた。


練習を重ねるごとに新たな発見や自分の感情との出会いがある。


ことば、一音一音がエネルギーとなって、遠くに行ったり、空間を広げたり、目に見えないが炎を生み出すこともある。

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今月からは練習も後半に入り、本番に向けて舞台に立つ身としての意識や目的なども考えつつある。

前々回の練習時のシェアリングで参加者の一人が

「皆で言語造形をすることが、ただただ楽しい!」と仰った。


私も、この取り組みで色々な体験をして楽しい!こともあるのだが、本番へのプレッシャーや日々に追われて思うように練習ができないことなど楽しい気分にならないことも多い。


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もう一つ、この練習回で印象に残ったのが、天照大御神による、地上に光が戻る大事な場面でのセリフである。
(ちなみに私は、その直前にまた大御神がお隠れにならないように阻止する役どころを与えていただいている)


前述した、手放しで楽しいと思えないモヤモヤに対して、この天照大御神による「おのづからてりあかりき」が答えである気がした。


素人の私が舞台で、役者としてのオーラをまとえるのだろうか、観客の方に何か感じてもらえるのだろうか、といった漠然とした不安があった。

しかし私は、この「古事記の傳へ」を丁寧に演じることで、心の内から光を放ちたいと思う。


私の個としてのオーラ、どう見られるかはさておき、私自身の内側からの光とほかの役者たちそれぞれの光が合わさって、全体としてあたたかな輝きで照らすことができれば良いと願っている。





文:futodama  



興味のある方は、いつでもご参加ください。見学、体験も随時行っています。

次回の練習は

10月8日(木)10:00〜13:00

岩出市上岩出地区コミュニティセンター にて。

お問い合わせは、  kotobanoizumi.engeki@gmail.com まで。

親子えんげき塾 ことばの泉 ホームページhttps://peraichi.com/landing_pages/view/kotobanoizumi

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