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【art01】水に浮かぶ?下瀬美術館 in 広島


行ってよかった美術館 第1弾は広島県大竹市「下瀬美術館」。2023年3月オープン、瀬戸内をのぞむ水の浮力で動く可動式展示室が印象的な美術館をご紹介します。

「アートの中でアートを観る。」建物自体がアート

JR大竹駅からシャトルバスで訪れると、まずは鏡ばりの建物がお出迎え。

傘立てから小さなところまでこだわりを感じました
大きな木に包まれているようなロビー
ロッカーに荷物を預けて身軽に行きましょう
外の望洋テラスに向かう途中、鏡ばりの建物の全貌が
「望洋テラス」に登ると、宮島や阿多田島、江田島といった瀬戸内の多島美が楽しめます
建築家の坂 茂さんが瀬戸内海の島々に着想して、広島の造船技術を活用して水の浮力で動かせるというユニークな可動式展示室
瀬戸内の自然とカラフルな建築が調和した風景が素敵な眺め
併設の「エミール・ガレの庭」
アール・ヌーヴォーを代表する工芸家エミール・ガレの作品に登場する植物たちに出会えます
一つ一つのサインも抜かりなし
9月に訪れた時はコスモスが満開に
館内のベンチ一つとっても素敵なのです

企画展・所蔵コレクションは撮影OK、見応え◎

2023年5/14〜9/24開催の「エミール・ガレ - アール・ヌーヴォーの花器と家具」を鑑賞。撮影OKで、展示スペースは作品同士の間隔もたっぷりで見やすく、可動式展示室も利用したコレクションもなかなか見応えがありました。

ガレと言ったらキノコのランプのイメージですが、こんなユニークな作品も
「飾り棚(ツバメの巣)」
惹き込まれるファンタジーさの「猫型置物」「犬型置物」
繊細な彫刻が施された家具も
可動式展示室の背景に佇む花瓶もオツでございました
ガレのガラス素材に触れてみることも
あのカラフルな可動式展示室どうしは通路で繋がっています
ガレらしい晩年のランプ作品
被せガラスやエッチングが施され、繊細な線と色の移り変わりにうっとり
所蔵コレクションも充実していて
マイセンの陶器作品や
東山魁夷など、充実のラインナップでした

ヴィラで泊まったり、レストランで広島の食材を使ったフレンチを味わえるそうなので、ぜひそちらも訪れてみたいところ。広島や山口の旅プランに加えてみてはいかがでしょうか。

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