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[読書記録]世界で一番やさしい考え方の教科書
背景
仕事やプライベートを進める中で, 「なんとなく考えられていない」という感覚に陥っていた
これまで思考のフレームワークに関するビジネス書を読んできたが, 実行に移す際にしっくりこなかった
そもそも「考える」ってなんだ?と気になったので, 分かりやすい所から学ぼうと思った
この本の骨子
縦の思考
横の思考
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認知
物事をありのまま, 正しく捉えること
ここが正確でないと, 次のstepで正しく思考することができない
顧客が本当に欲しかったものはなに?
思考
問いを書き出し
考えるべきことに順番をつけ
答えを書き出しながら考える
なぜ?具体的には?を使いながら答えを深める
足踏みに気づく
思考はすぐに煮詰まることに気づく
思考のstepで「手が止まる」「レイアウトを気にし始める」などが起きると煮詰まっている証拠
本の中で最後の方に出てくるが, 個人的にここに気づけるか否かが一番重要な気がしている
行動
思考で出た「自分なりの」答えを実行に移す
人に相談する
情報を集める
思考が煮詰まった際には諦めて休むことも大事
洞察
ここから何が言えるのか?何が分かったのかを自分に問う
思考の広がりを得るためのstep
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本への感想
小説のような文体であるため, 自身の状況を射影して読めるので, 他のビジネス書よりも内容が頭に入ってきやすい&読みやすい
ビジネス書にありがちなフレームワークの話ではなく, もっと普遍的な「思考」そのものを考える書籍なので新鮮だった
この思考の流れを癖づけられるまで時間がかかりそうだが, 早い段階で身に着けておくことで今後の人生で自身の可能性を広げることができそうだと感じた
この本をおすすめしたい人
「考える」とは何かを悩んでいる人
これまで正解を答える生活を続けてきた人
中学生や高校生といった, 将来の可能性が広く, 思考の癖が固まっていない人