みつわマンと学ぶ、ポンプとゴム
サブロー:みつわマン見てよー!輪ゴムで鉄砲を作ったんだ!今日のやつはうまくできたから、めちゃくちゃ遠くまで飛ぶんだよー!
みつわマン:すごいね!サブローくんが丁寧に作り込んだんだね。そういえば、ゴムもポンプで使われてるって知ってる?
サブロー:えっ、そうなの?なんでゴムがポンプで使われてるの?
みつわマン:それはね、ゴムには特別な性質があるからなんだ。それに、ゴムの歴史を少し知ってみると面白いよ。
サブロー:ゴムの歴史?教えて教えて!
みつわマン:じつは、ゴム自体は古くから人々の生活に使われてきたんだ。昔の南アメリカの先住民は、ゴムの木から採れる乳白色の液体を集めて、靴や布、玩具などを作っていたという話もあるぐらいにね。それが、あのコロンブスが世界を旅しているときに発見してヨーロッパに持ち込まれたって言われてるんだ。それからいくつかの段階があって、19世紀には工業製品のなかでも重要な材料のひとつとして使われるようになっていったんだ。
サブロー:へぇー、あのコロンブスが世界にゴムを広めたってことなんだね!それで、どうやってポンプに使われるようになったの?
みつわマン:ゴムは弾力があって水や空気を通さない性質があるから、ポンプの部品として使いやすいんだ。たとえばポンプの液漏れを抑えるパッキン部分とか、ポンプまわりでもホースや配管をつなぐ場所のパッキンに使われてたりするね。
サブロー:そっかー、たしかになにかの部品と部品の間に黒いゴムが挟まってるの、よく見るかも。パッキン以外でも使われてるの?
みつわマン:そうなんだ。じつは、みつわポンプでは、液体が通る部分がゴムになってるポンプがあるんだ。
サブロー:えっ?それって、ゴムのポンプってこと?ポンプって鉄でできてるんじゃなかったっけ?
みつわマン:そうだね。たしかにポンプは鉄でできてるものが多いけど、樹脂でできているものや、みつわポンプのようにゴムでできてるポンプもあるんだよ。
サブロー:へー、いろんな材料でできたポンプがあるんだね。ゴムのポンプは鉄と何がちがうの?
みつわマン:流す液体によって相性があるけど、削りやすい個体が含まれてる液体に強かったり(耐摩耗性)、鉄が錆びるような腐食っていう現象に強い性質(耐腐食性)を持っていたりするよ。
サブロー:なんかゴムってすごいんだね!今日も勉強になったよ。ありがとう!
ゴムのような身近なものも、調べてみるといろいろなおもしろい歴史があります。
次回の配信もお楽しみに!
▼ゴムの歴史『ミスから生まれた産業界の革命』▼