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凝集剤メーカーの2大課題を解決
工場で使われた水をキレイにする水処理設備。
この中で水質浄化のために使われている凝集剤は、大切な役割を果たしています。
今回は、この凝集剤をつくるときの2大課題と、その解決法をご紹介します。
凝集剤とは?
そもそも凝集剤は、水処理プロセスで水中の細かい汚染物質や粒子を大きなカタマリに結合させることができるもの。
大きなカタマリにすることで、フィルターや沈殿によってカンタンに取り除けるようしているのです。
そして、凝集剤といっても、いろいろな種類があります。
大きくわけると、無機凝集剤と有機凝集剤の2種類。
無機凝集剤
これは、1回目の凝集で使われることが多いものです。
具体的には、以下のようなものが無機凝集剤として使われています。
硫酸アルミニウム(硫酸バンド)
PAC(ポリ塩化アルミニウム)
第二塩化鉄
ポリ硫酸第二鉄
硫酸第一鉄
消石灰(水酸化カルシウム)
有機凝集剤
2回目の凝集剤として使われることが多い凝集剤です。
アニオン系、ノニオン系、カチオン系があり、高分子凝集剤とも言われているものです。
今回ご紹介するのは、このなかでも無機凝集剤のうちのひとつ、PAC(ポリ塩化アルミニウム)の製造工程での課題です。
凝集剤の2大課題
PAC(ポリ塩化アルミニウム)の製造工程では、前段階として塩化アルミニウムをつくります。
このとき使われているのが、塩酸と水酸化アルミニウムスラリー。
じつはこのふたつは、それぞれがポンプ屋を困らせる特徴を持っています。
塩酸は、その強い腐食性。
水酸化アルミニウムスラリーは、摩耗性です。
ある凝集剤メーカーでは、腐食性への懸念から、塩酸10%と水酸化アルミニウムスラリーの移送工程でマグネットポンプをつかっていました。
でも、腐食による浸食がすくない代わりに、短期間での摩耗で耐久性の問題をかかえていました。
腐食と摩耗を同時に解決できるもの
この腐食と摩耗の2つの問題を、一気に解決するものがあります。
それが、ゴム。
ゴムは、塩酸への耐腐食性も、水酸化マグネシウムスラリーへの耐摩耗性にも対応可能なよくばり材質なんです!
そこで、みつわポンプはこの凝集メーカーにゴムライニング製スラリーポンプ「クローバーポンプ」をご提案。
3年以上ノーメンテナンスで使用いただき、高評価をいただきました。
ポンプひとつとってみても、長期間ノーメンテで使えることは重要です。
耐久性が低いと、突然のライン停止やメンテナンスコストもかかります。
さらに言えば、部品コストだけでなく、作業コストや時間もかかっています。
凝集剤の移送でお困りの方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
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