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ポンプのメンテナンス時間を短縮する方法
工場で使われるポンプは、日々の生産活動を支える重要な設備。
とくにスラリー液を扱うスラリーポンプは、清水を汲み上げるポンプに比べてメンテナンス頻度が高くなりがちです。
でもそのメンテナンス、もっと楽に短時間でできるかもしれません。
今回は、ポンプのメンテナンスにかかる時間とコストを削減する可能性を秘めた「BPO(バックプルアウト)」方式についてご紹介します。
スラリーポンプのメンテナンスはなぜ大変?
スラリーポンプは、研磨性のある固形物や腐食性の高い液体を移送するポンプ。
ポンプ内部の摩耗や腐食が進みやすく、定期的な点検や部品交換が必要になります。
とくに排水処理設備で使用されるポンプは、いろいろな不純物や固形物を含むので、どうしてもメンテナンス頻度が高くなる傾向があります。
メンテナンス作業は、ポンプを停止させ、配管から取り外し、分解、清掃、部品交換、再組み立て、そして再設置という、時間と手間のかかる作業。
この間、生産ラインを停止する必要がある場合もあるので、メンテナンスにかかるコストは無視できません。
BPO(バックプルアウト)方式とは?
そこで注目したいのが、「BPO(バックプルアウト)」方式。
BPOとは、Back Pull Outの略で、ポンプ本体を配管から取り外すことなく、ケーシングカバーを取り外すだけで内部の回転体や軸受といった部品を取り出すことができる構造のことです。
BPO方式のメリット
BPO方式の最大のメリットは、メンテナンス時間の短縮です。
配管を外す手間が省けるので、ポンプの分解・組み立て作業が大幅に効率化されます。
こうすることで、メンテナンスにかかる時間とコストを削減できるだけでなく、生産ラインの停止時間も最小限に抑えることができます。
メンテナンス時間の短縮: 配管を外す手間が省け、分解・組み立てが容易になる。
コスト削減: メンテナンス時間短縮により、人件費や部品交換費用を削減できる。
ダウンタイムの短縮: 生産ラインの停止時間を最小限に抑え、生産効率を維持できる。
安全性の向上: ポンプの取り外し作業が減ることで、作業者の負担を軽減し、事故のリスクを低減できる。
みつわポンプはBPO方式
スラリーポンプメーカーであるみつわポンプでは、お客様の様々なニーズにお応えできるように、BPOに対応した機種を取り揃えています。
「メンテナンスが大変」「作業時間を減らしたい」とお悩みの方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
お客様の環境や条件に最適なポンプをご提案いたします。
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